神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
鎌倉版 公開:2012年11月9日 エリアトップへ

11月20日に行われる映画「地球交響曲・第六番」上映会の実行委員長を務める 吉野 功さん 今泉在住 79歳

公開:2012年11月9日

  • X
  • LINE
  • hatena

会計で後方支援

 ○…会議場の管理や団体設立の相談など、鎌倉の市民団体の活動を後方から支えている「市市民活動センター運営会議」。その一員として、公認会計士の資格を活かし、各団体からの相談に対応している。

 ○…中でも重要な位置づけにあるのがNPO法人への助成金配布。市民からの寄付を拠り所としてきたが、不景気のあおりを受けて年々、減少傾向にあった。「このまま寄付を待っているだけではいけない」と、助成金集めを目的とした映画上映会を初企画、実行委員5人と準備に汗を流してきた。「周囲の助言を受け、素敵な作品を用意できた。楽しんでもらいたい」と満面の笑みで語った。

 ○…松竹大船撮影所の近くで生まれ育った。高校時代は勉強一本で一橋大学に進学。暇があると映画館に出かけた。「若いころはギャングものが好きだったな」と話す。映画好きが高じて大阪の配給会社に就職するも、4年で倒産。次の会社では経理に関わる仕事をしていた。「同窓会で仲間が活躍する話を聞くと、悔しさを覚えて」と、30歳で一念発起し、公認会計士の資格取得に向け勉強を開始、35歳で目的を果たした。「人生で一番きつい時期だったな」と振り返った。

 ○…ふと降り立った北鎌倉駅で「こんなに緑が豊かだったのか」と改めて鎌倉の魅力に気づき、結婚を機に今泉に住み始めた。東京を拠点とした会計士の仕事が忙しく、「家には寝に帰るだけの『鎌倉都民』だった」と苦笑い。60歳を過ぎて事務所を大船へ移転したころ、市民による緑地保全活動で会計士の募集をしていたのを見かけ、応募。これを機に市民活動に深く関わるようになっていった。約10年前から同会議の活動に参加するようになった。

 ○…「細やかな気配りが重要な市民活動は、女性の力が圧倒的。見習わなければ」とし、数団体の会計指導などに骨を折る。「頑張る人を応援したい」とまだまだ現役だ。
 

鎌倉版の人物風土記最新6

杉内 重太さん

鎌倉湘南地区のコンソーシアムサポーターを務める

杉内 重太さん

西鎌倉在住 72歳

4月26日

斉藤 正朗さん

鎌倉商工会議所青年部の会長に就任した

斉藤 正朗さん

横浜市在住 44歳

4月26日

松原 駿吾さん

鎌倉青少年会館のリニューアル実行委員を務める

松原 駿吾さん

鎌倉学園高校 15歳

4月19日

尾林 功二さん

鎌倉市バスケットボール協会の会長に就任した

尾林 功二さん

山崎在住 53歳

4月12日

森 文男さん

鎌倉警察署長に就任した

森 文男さん

市内在住 59歳

4月5日

佐々木 卓栄さん

大船警察署長に就任した

佐々木 卓栄さん

市内在住 55歳

3月29日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月22日0:00更新

  • 8月20日0:00更新

  • 7月16日0:00更新

鎌倉版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月2日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook