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鎌倉版 公開:2015年4月3日 エリアトップへ

設立40周年を迎える一般社団法人鎌倉ラグビースクールの校長を務める 菊池 雄三さん 岩瀬在住 69歳

公開:2015年4月3日

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「人生の軸はラグビー」

 ○…創立40周年を迎える鎌倉ラグビースクールの4代目校長に就任して4年。同スクールは幼児から中学生までの子どもが参加しており、社会人チームの立ち上げも視野に入れる。小学6年生チームが昨年度の神奈川県ファイナルカップとヒーローズカップ決勝(全国)大会プレートの部で優勝するなど、目覚しい活躍を見せており、同スクールの指導者として忙しい日々を送っている。「よそと比べて身体は小さいけれど、元気な子どもが多い。いつもグラウンドいっぱいに駆け回っていますよ」と目尻にしわを寄せる。

 ○…東京都出身。高校では柔道に打ち込んだが、慶應大学に入学すると「チームプレーがしたい」とラグビークラブの門を叩いた。柔道で鍛えた身体の強さを活かして3年でレギュラーを獲得し、フォワードとして活躍。「スクラムには格闘技の要素があったりして、球技以外の表情を持っているところが面白くて夢中になった。青春を全部注ぎ込みました」と振り返る。

 ○…横浜ゴム株式会社に就職し関西やバンコクへの赴任も経験したが、どの場所でもラグビーを通じてすぐにとけ込めたという。43歳のとき、知人の紹介で鎌倉ラグビースクールにコーチとして参加。当初は「昔とゲームの組み立て方が違った」と知識不足を痛感したものの、新しい戦術などを積極的に勉強し、独自の指導法を確立していった。「『集中しろ』と抽象的な檄を飛ばさずに『ボールから目を離すな』と具体的に指示を出す。『分かりやすい』と言われるとうれしいですね」とほほえむ。

 ○…「仲間をリスペクトしろ」と生徒に語るように、自身も仲間との付き合いを大切にしている。元チームメイトやコーチ仲間と飲みに行く事が多く「家内にちくりと言われる事も」と首をすくめる。約20年前に鎌倉へ越してきた。「スクールへ通うのに近いと思って。やっぱり生活の中心はラグビーなんですよ」と笑った。

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