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鎌倉版 公開:2016年7月22日 エリアトップへ

(公財)かながわトラストみどり財団の三浦半島地区推進協議会会長に就任した 高柳 英麿さん 御成町在住 81歳

公開:2016年7月22日

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緑の大切さ伝えていく

 ○…県内の自然環境を守り、育てる活動を推進する(公財)かながわトラストみどり財団の三浦半島推進協議会会長にこのほど就任した。自治体による緑地保全の支援や、子どもたちへの森林学習会の実施など、その活動は多岐にわたる。「三浦半島には小網代の森など、貴重な環境が残っている。鎌倉は緑地保護の先駆的存在なので、その知見を生かしていきたい」と意気込みを語る。

 ○…大町出身。「若宮大路に塹壕を掘る手伝いをさせられるなど戦争の影響もあったけれど、八幡宮の裏山で昆虫を捕まえたり、海で泳いだり。あちこち裸足で駆け回っていました」と子ども時代を振り返る。大学で画像工学を学んだことがきっかけでNHKに就職。ドキュメンタリー制作の担当だったが、1962年の鎌倉市役所の火災を他メディアに先駆けて報道するなど、地元の話題も多く提供した。「第一線で活躍する文化人と触れ合うことも多く、刺激的でした」。

 ○…64年の「御谷騒動」に端を発した古都保存法制定についても報じ続けた。自身の「遊び場」でもあった鶴岡八幡宮裏山の開発に対し、鎌倉文士が市民とともにストップをかけた一連の動きは、日本における最初のナショナル・トラスト運動として広く知られることとなった。「古都鎌倉の自然を守ろうと立ち上がった先人たちの矜持を忘れてはいけない」と力強く語る。

 ○…36歳の時にNHKを退社し、鎌倉駅前にあるビルの経営に携わるように。その後、観光協会や商工会議所などの団体で要職を務め、「街づくりを続けていくと緑の大切さを再認識した」と若宮大路で花植えや植樹活動を40年以上続けている。今年4月には段葛のリニューアルを記念し、さくらの女王を招いて「桜まつり」を開催するなど、生涯現役を貫く。「開発ばかりでは味気ない街になってしまう。特色ある街づくりに、これからも寄与していきたい」と笑顔で話した。

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