区内を中心に8月23日まで、小中学生を対象とした体験講座「せやこども大学」が開かれた。瀬谷区が市内の大学と連携し、初めて開催。区は「予想以上の参加者数。難しい専門的な内容も体験しながら学べるので、子どもたちは楽しんでいた」と盛況ぶりを話す。
講座は区内の小中学生に向け、各大学の教授や学生が講師となり、専門知識を実践的に分かりやすく学んでもらおうと開かれたもの。
今回は理科、体育、美術など夏休み期間を中心に7講座を開講。区内の公共施設や体育館で、実験や工作、運動など実際に体験しながら知識を学んだほか、医療キッズセミナーは横浜市立大学付属病院(金沢区)を会場に、本格的な外科手術の体験が行われた。
8月8日には「DNAってなんだろう」をテーマに、神奈川大学の朝倉史明准教授が講義。約50人の小中学生が参加した。
子どもたちは説明を聞くだけでなく、実際に食べ物からDNAを取り出して観察する実験に興味津々で、参加者同士で相談し合ったり、手を挙げて質問するなど活発だった。子どもたちは「取り出したDNAが講義での実験の写真と一緒で嬉しかった」、「DNAが見えてびっくりした」などの感想を話した。
全講座で約300人が参加。ほぼ全てが満員で、一部定員をオーバーする講座も。主催した瀬谷区は、「申込みの多さや感想など、予想以上に好評だった」とし、「専門知識への興味・関心の高さを感じた」と話す。
好評の理由について「大学教授は普段子どもに教える機会がないというが、内容を工夫して子どもたちが楽しめる講義になっていた。学生講師は特に親しみやすく楽しく分かりやすいと好評だった」と話した。
瀬谷区版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|