県立瀬谷西高校(井坂秀一校長)の1年5組の生徒が、9月17日と18日に行われた同校の文化祭で、東日本大震災被災地の中学生へのメッセージを展示した。
同校の岩崎純士教諭が被災地のボランティア活動で知り合った、福島県双葉郡大熊町の教育委員会関係者の協力で作成。岩崎教諭から被災地の現状を聞いた生徒たちは、大熊町立大熊中学校の生徒に応援メッセージを送ることになった。
同町は福島第一原発から半径5km圏内に位置する警戒区域で、現在町役場ごと福島県会津若松市に避難している。クラス担任の木南菜緒教諭は「生徒たちは、故郷に戻れない中生活している被災地の方々のことを知り、同じ世代の人と一緒に頑張っていこうという目線でメッセージを書いた」と話す。作成は実に熱心で、全員で真剣に考え、集中して取り組んでいたという。
作品は「瀬谷×大熊共にFight」、「笑顔を忘れずに一緒に頑張りましょう」など、一人ひとりの手形とともに、同世代の心に届くようにと願いを込めたメッセージが書かれた。
このメッセージは岩崎教諭を通じて、大熊中学校に届けられる予定だという。
瀬谷区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|