10月にパシフィコ横浜で行われた2011かながわ技能フェスティバル第43回技能コンクールの電気工事部門で、伸陽電気工事(株)(瀬谷区下瀬谷)の山口貴由さんが2位の職能協会長賞を受賞した。同賞受賞は同社が事務所を構える旭・瀬谷ブロックで初。
同部門は事前に与えられた図面を元に制限時間内で、正確に、電気関係法令を守りながら制作した作品の出来栄えを競うもの。
山口さんは課題の図面が渡された8月末から練習を開始。2カ月の間、休憩時間や仕事と仕事の合間を使いながら練習を重ねた。
山口さんの普段の業務は図面の作成や現場の管理が主な仕事。「出場が決定した時は、『大丈夫かな』という心配する思いもあった。でも出るからには会社のメンツもあるのでしっかりやらないと切り替えました」と話す。
当日の作品は配線、金管の長さなどこれまでの練習の成果を発揮。同社の川口一信社長も「正確で綺麗で、デザインも良かった」と評価する出来だったが惜しくも優勝は逃した。山口さんは「講評を聞く限り、ハンマー1叩き分くらいの差。すごく悔しいけど、とても良い経験になりました」と晴れやかな笑顔で語った。
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