突然の災害時に被害を受けやすい高齢者や乳幼児、障害者、外国人たち。これらの関係支援グループ7団体(現8団体)が連携し今年2月、Seya防災ネットワーク分科会「ピンチをチャンスに!減災共助の会」を発足した。共に助け合い減災を実践しようと活動する同会主催の「災害時要援護者理解講座」が8月19・26日の二日間、消防署で開催される。
同会は「自分の身は自分で守る」ための研修会や訓練会を定期的に実施。災害時の連携強化のための関係づくりも積極的に推進してきた。3月に開かれた「減災行動ワークショップ」には60人を超える会員が参加し、避難所体験や初期消火体験、震災体験などを行い減災行動について学んだ。災害時の被害をできるだけ小さくするには、支援を必要とする人を理解してもらうことが重要と考え「理解講座」を実施することとなった。今回の講座は関係団体だけでなく誰でも受講が可能。情報を広く発信することで地域の防災力向上につなげたいとしている。
第一弾は8月19日(月)に開催。午前9時30分〜11時は、瀬谷区知的障害理解啓発グループantmamaによる知的障害理解講座「みんなちがってあたりまえ」。知的障害や発達障害を持つ人の特性やまわりとの関わり方を寸劇やエピソードを交えて語る。
午前11時〜午後12時30分は、瀬谷区地域子育て支援拠点にこてらす・瀬谷区親と子のつどいの広場事業3団体による妊婦期・子育て理解講座「子連れの避難、周囲はどうする?」。妊婦体験ジャケットや幼児の視野体験メガネを装着しながら、妊婦や子連れの避難生活について考える。
第二弾は8月26日(月)に開催。午前9時30分〜11時は、手話サークルさかいの会による聴覚障害者理解講座「聴覚障害の理解と手話」。聴覚障害や障害を持つ人とのコミュニケーション方法など、ゲームや手話を通じて説明する。
午前11時〜午後12時30分は、小規模多機能型居宅介護事業所オリーブによる高齢者理解講座「高齢者を理解しよう!」。認知症高齢者への理解を高めるための事例説明や、高齢者疑似体験を実施する。
会場は両日とも瀬谷消防署(二ツ橋町190)。希望者は8月12日(月)までに電話で申し込む。問い合わせ・申し込みはSeya防災ネットワーク事務局(瀬谷消防署予防係)【電話】【FAX】045・362・0119まで。
瀬谷区版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|