五光発條 全国へ コマ大戦で切符掴む
全国の中小製造業社が自社の技術を注ぎ込み製造したコマの性能を競う「全日本製造業コマ大戦」。全国大会をかけた南関東ブロック予選が1月29、30日に「彩の国ビジネスアリーナ2014」会場内で行われた。1都4県から40チームが参加した中、区内から出場したばねメーカーの五光発條(株)(五貫目町・村井秀敏社長)が準優勝に輝き、来年初旬に横浜で開かれる全国大会の切符を手にした。
8ブロックに分かれた予選会を2位で通過した同社は、2連勝するまで勝負が続く決勝トーナメントへ。回し手の岩佐勇さん=人物風土記で紹介=が「工夫してきた成果が出てきた」と話すように、今回使用したコマは表面に溝加工を施し、滑り止め効果のある素材を装着したもの。決勝は予選で敗れた千葉県のアルミ加工会社(有)斉藤プレス。200gを超える相手のコマに対し、こちらは70g。重量差を埋めるため高い位置から回し始めるなど打つ手を考えたが、接戦の末に惜しくも敗れ、悲願の初優勝はならなかった。
同社は2月1日に相模原で行われた大会にも参加。後進の指導をと、管理部の齋藤拓弥さんが回し手を務め、ベスト8に入る成績を収めた。
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