災害時の医療救護体制を確認し、連携を強化しようと瀬谷区役所で2月14日、「災害時医療初動体制ロールプレイ」が行われた。疑似体験を通して、それぞれの役割を具体的にイメージすることが目的。
研修には瀬谷区在住・在勤の医師、看護師、薬剤師等の医療従事者と瀬谷区職員ら、約60人が参加した。
まず初めに、区の災害時医療体制について、横浜市立市民病院の堀内義仁医師が具体的なデータ等を用いながら説明し、「自分の立場を意識して、どの人たちと、どのように関わっていくのかを確認してください」と呼びかけた。
今回は瀬谷区に震度6強の地震が発生したことを想定。発災から72時間までの動きを疑似体験した。
薬師寺えり子瀬谷区長を本部長として災害対策本部と医療調整班が立ち上がり、医療拠点の開設、人員配置、各医療機関の受け入れ体制報告等が行われた。
今回は、スウェーデンで開発されたエマルゴトレーニングシステムRと呼ばれる災害医療シミュレーションキットを使用。各グループで人形を動かし、さまざまな場面を想定しながら随時情報を共有した。無線を使用して必要な情報を得る場面も見られた。
最後の振り返りでは、「情報伝達の工夫、ルールを作ることが大事」「互いの戦力を知る」などの意見が挙げられた。区では今後、丁寧に見直しを行い、次に繋げたいとしている。
瀬谷区版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|