鶴見区版 掲載号:2017年1月5日号
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生見尾発見塾の旧東海道ウォーキングを企画した

赤堀 春夫さん

岸谷在住 68歳

溢れ出す生麦への好奇心

 ○…地元の歴史や文化継承を目ざす「生見尾発見塾」の一環として、生麦旧東海道のウォーキングを初開催。主催した「生麦の道100年紀委員会」役員として自身が企画した。生麦を始め、鶴見を歩いて回るのが趣味。当日のガイドも務め、日頃足で見つけてきた発見や知識を発揮した。「歩いてこそわかることが多い。たとえば表札。今はない住所表記を残したままのものを見つけると、地名の変遷を知る。生麦の入り組んだ路地裏を歩くのも面白いですよ」と楽しそうに話す。

 ○…地元の歴史知識は豊富だが、鶴見在住歴はまだ8年ほど。娘家族と暮らすため都内から移住した。昔から近くを訪れる度に何となく気になる土地だった生麦。町会の仲間同士で自主的な研究グループ「生麦漫遊考」を結成し、生見尾発見塾設立のきっかけの一つを作った。「調べれば調べるほど楽しく、好奇心をそそられる。歴史を『知るべき』と押し付けはしないが、興味を持ってくれる人がさらに増えたらうれしい」

 ○…50代まではピアニストとして活動。幼い頃から耳で聞くだけでメロディをオルガンで再現し、豊かな才能を持っていた。年間80回ほどの本番や、学校指導をこなし活躍。現在は一線を退いている。最近では小学5年の孫から教えをせがまれるが、「厳しい世界。本格的には教えていない」と胸の内を明かす。白ひげは長年続けてきたスタイル。この頃は100年紀委員会の企画演出で、和服姿で街を歩くこともある。

 ○…江戸時代後期の生麦の生活様式を記録した『関口日記』や1300年代の鶴見の絵図など、興味関心の種は尽きない。「生麦の辺りは、昔は海だった。地形を細かく調べて、土地の成り立ちも調べてみたい」。遥か昔の日々の営みが積み重なり、歴史が作り上げられていく面白さが魅力だという。「知る楽しさを地域にも伝えていきたい」。溢れる好奇心のまま、発見を探しにまた町に出る。

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