鶴見川流域で活動している44団体からなる鶴見川流域ネットワーキング(通称=TRネット)がこのほど、駒岡河川敷での活動などを評価され、国土交通省の「手づくり郷土賞」(一般部門)に認定された。
地域住民らも認定に寄与
手づくり郷土賞は、全国各地で地域の自然や歴史などの地場産業を活用している事例に贈られる国土交通大臣賞。今年度で26回目を迎える。
部門は、地域の魅力などを創出している社会資本整備と、それに関わりある地域活動が一体となった事例に贈られる一般部門と、同賞受賞後、さらに活動を広げている事例に贈られる大賞部門の2部門からなる。今年は全国12の事例が一般部門、4事例が大賞を受賞した。
社会資本整備と連携
TRネットは、鶴見川流域を良くしていこうと、流域での活動を連携して実施することなどを目的に1991年に設立。同賞へは「流域学習・流域防災拠点を目指す鶴見川駒岡河川敷」として、地域住民らとともに進める活動事例などを自薦していた。
駒岡河川敷には、国交省京浜河川事務所による防災船着場、駒岡地区連合会の住民らによる大曲広場が一昨年に整備され、この2つの社会資本を生かした上、住民らとともに活動していることなどが評価され受賞に至った。TRネットは「住民の皆さんと京浜河川事務所、支援してくれている鶴見区などのおかげ」と理由を話す。
さらなる活用へ
駒岡地区センターで1月29日、TRネットや駒岡地区連合会などから関係者が出席し、認定証授与式があった。
会の中でTRネットの岸由二代表理事は「この河川敷のさらなる活用へのみちを応援していく。流域や河川敷を使う人たちとの連携を深め、進めていければ」と意気込みを語った。
また、同連合会の小山和雄会長は、「(広場が)整備されて数年での認定に驚くと同時に大変嬉しく思う。これに恥じないように、今後も広場を活用したイベントなどを皆さんとともにやっていきたい」とコメントした。
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