鶴見総合高細井君 競技かるたで全国へ 県選抜で出場
県立鶴見総合高校=平安町=の細井亮我(りょうが)君(3年)が、青森県で5月4日、5日に行われる「全国高校生かるたグランプリinつがる市」(同大会実行委員会主催、つがる市、同市教育委員会など共催)に出場する。
敗戦も糧に
かるたグランプリは、百人一首の札を取り合い対戦する「競技かるた」の全国大会。試合は、各地区ブロックの予選を突破した学生が出場し、試合は各ブロックの出場選手から成るチーム対抗で行われる。
細井君は、3月に行われた選抜メンバーを決める関東ブロック予選を突破し、見事同ブロックから出場する神奈川県選抜チーム8人の1人に入った。
予選の初戦は格上の対戦相手に圧倒され焦りを感じてしまい、敗退。しかし、それが後の試合の糧になった。「初戦が身をひきしめるきっかけになり、最後まであきらめずに戦いに臨めた」と細井君は振り返る。
同好会を結成
細井君が競技かるたを始めたのは高1の秋から。小学生のころ教師の勧めで百人一首を暗記。中学では校内の百人一首大会で活躍し、周囲からは「百人一首なら細井」と言われていたこともあるという。
高校入学前に偶然テレビで見かけた競技かるたに興味を持ち、校内で昨年かるた同好会を自ら設立。週2日を基本に同好会メンバーと練習に励んでいる。
札払う楽しさ
歌が読みあげられるとほぼ同時に、札を瞬時に払いとばす競技かるた。「自分から遠い札を払うことができたときが一番楽しい」とやりがいを語る。
「ルールを守り、とれる札を確実にとるのが自分のかるた」という細井君。全国大会も「自分のかるた」で勝ちに行くつもりだ。「選抜メンバーの気持ちも盛り上げられるよう心がけていきたい。チームに貢献していけたら」と意気込みを語っていた。
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