県政報告【7】 暮らし一番の政策を 県議会議員 共産党 木佐木ただまさ
3月23日、神奈川県議会第3回定例会で2018年度の予算をはじめとした67議案についての採決が行われ、共産党県議団は28議案について反対をしました。
予算を審査するにあたっては、住民の暮らしにとって何を重視した予算にするのかが大事な視点です。
18年度予算の中には「県立高校改革」の名の下で19年度までに県立高校を20〜30校減らす趣旨のものが含まれています。ほとんどの生徒が入学を望む中、県の全日制高校進学率は全国で下から2番目と定員が足りていない状況です。それにも関わらず学校の統廃合を進めることは学ぶ機会を狭めることになりかねません。
合わせて、生徒が安心して学べるよう建物の耐震化も急ぐよう求めてきました。区内の県立学校では、鶴見高校と鶴見養護学校が耐震補強工事を行っています。市立の学校については既に耐震補強が完了しており、県の対応は遅れています。
信号機の設置
また、皆さんから多くの要望を受ける信号機の設置について、県は年間約120カ所の要望を受けているにも関わらず、全体で16カ所にしか信号機の設置をしていない状況も明らかになりました。
埼玉県では、更新時期を過ぎた道路標識が腐食して通行人にぶつかる事故が起きています。
これらはほんの一例ですが、不十分なものがたくさんある一方で、不要不急の開発事業に補助金を支出しており、その姿勢を改めるべきと本会議の質問で求めました。
自治体がどのような施策を優先すべきなのか、皆さんからの声を聴いていくことが大事です。
何でも相談会
現在、古谷やすひこ市議と一緒に毎月第2金曜の夜に鶴見駅東口交番横で「鶴見くらし何でも相談会」を行っています。「ムクドリやカラスの被害に困っている」「職場でこんなことがあったが許されることなのか」や「住む所を急に出ていかなければいけない」などの声が寄せられました。
一つひとつの事案を解決することに加え、暮らしの実態を掴むことで自治体の仕事として何を優先していくべきなのかを知る貴重な場だと思っています。「どこに相談したらいいのだろう」と思うことがありましたら、是非お寄せください。
|
|
|
|
|
|
|
<PR>