市政報告 災害に備え横浜でも具体策を急げ 日本共産党 横浜市会議員 古谷やすひこ
鶴見区役所の備え不十分
みなさん、ご自分が住んでいる町のハザードマップをご覧になったことはあるでしょうか?横浜市は地震や津波・内水、土砂災害、液状化などの各種ハザードマップを発行しています。
例えば、津波内水ハザードマップ。鶴見区役所のある場所は最大で2・4m浸水する危険があると指摘されています。それに対し区役所の備えを尋ねると、「1・3mの止水板や土嚢を用意している」とのこと。これでは十分とは言えません。鶴見区役所の地下には庁舎全体を担う電源施設がありますが、もし想定通りに浸水すると区役所機能は停止します。非常用電源施設も上階に備えていますが、あくまでも非常用でしかありません。
電源施設の移設を
なぜ自分たちが発行するハザードマップで危ないと指摘しているのにそれに備えないのでしょうか?市長に質問しました(2018年9月27日)。
古谷「市民に対しては、災害に備えろとする一方で、区役所は浸水予測があっても抜本的な対策を取ろうとしていないのは問題。確かに課題は多いが、やはり浸水しても区役所機能が保持できるような計画を持つべき」
林市長「浸水の恐れのある区役所には、災害対策用の発電機の他に予備発電機と排水ポンプを、加えて一部の区には止水板、土嚢等も用意。西日本豪雨など最近の気象状況を見ると、さらなる対策も必要と考える。浸水状況によっては近隣の代替施設に災害対策本部を設置する必要もある。発電設備が地下にある区は発電機の移設などの調査検討中。区役所の災害対応機能が確実に発揮できるように対策を検討する」
災害への備えを急げ
みなとみらいで建設中の新市庁舎は、災害への備えがさまざま検討されており、浸水により機能不全に陥らないように電源施設も上階にあります。同様に、新たに建設された南や戸塚の区役所も上階です。鶴見区役所と同じように電源施設が浸水可能性のある区役所がほかに5区もあります。一刻も早く、ハザードマップ通り浸水しても区役所機能が損なわれないような抜本的な対策をとることを求めていきます。
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