県政報告ひでしの「実績で勝負」㊲ 子ども守る提言が実現 公明党 鈴木 ひでし
安全守る双方向の情報配信に
「まかせて安心!いのちと生活守る!」をモットーに、4期16年目も、区民の代表という気持ちで活動させて頂いております。
今回はまた、2つの実績のご報告です。
一つ目は、神奈川県警察が運用している「ピーガルくん子ども安全メール」の双方向活用です。
これは未来ある子どもの安全を守るために、県警が事件や不審者情報などを情報提供する登録制の配信メールです。
地域住民はもちろん、学校関係者等に直接送信できますが、配信メールには連絡先等の記載もなく、情報提供のみの一方通行となっていました。
そこで私は、昨年9月の県議会で、「登録している閲覧者側からも情報提供ができるようにすれば、事案の早期解決につながる」と県警察本部長に進言。さらに、「解決時はその情報を発信することで地域に安心感を与え、体感治安の向上にもつながる」と訴えました。
解決伝え体感治安向上
提言を受け県警察本部長は、配信メールの文末に通報先の警察署の電話番号を追加すること、配信情報の犯人検挙や指導・警告等の措置を講じた場合は適切に発信をすることを決定しました。
これにより、子どものみならず、使い方によっては女性や高齢者にも、地域の状況を知る上で必要なツールになったのではないかと思います。
子どもの連れ去りなどが報じられるたびに、心を痛めておりましたが、少しでも県民、区民の皆さまの安全を守ることができればと思う一心でした。県民の皆さま自らが安全を守るためには、必要な情報等を優先的に提供することが重要です。発生情報だけでなく、解決情報も発信することで、地域社会の不安も解消されます。
今後も、県民の皆さまの安全と安心を守る取組を進めてまいります。
教育現場に分身ロボ導入へ
実現した二つ目は、来年度から県教育委員会が本格導入を決めた「分身ロボ」についてです。病室と教室をつなぎ、長期入院中の児童・生徒が、教室で学ぶことを体感するためのものです。
このロボットは、人の上半身型で、タブレット端末を操作して挙手や頷きのほか、悩んだり、恥ずかしがったりといった動作も表現できます。音声通話も可能で、ロボットの目から教室を見ることもでき、間接的にクラスメイトとふれあえるという優れものです。
豊かな心育む
これまで県教委は、病弱教育部門を設置している特別支援学校2校で、入院中で通学できない児童・生徒の学習支援として、インターネットで教室と病室をつないで授業を行っていました。
ですが、パソコンの画面を通すのみで、一緒に授業を受ける一体感を感じられず、十分なコミュニケーションがとれない状況でした。児童・生徒にとって、友人たちと過ごす学習の場、そしてコミュニケーションは、学習意欲の向上のみならず、豊かな心を育むために無くてはならないものです。
そう感じた私は、昨年9月、県議会の一般質問で、児童・生徒の「学び」を充実させ、自立と社会参加を一層促すために教育長に「分身ロボ」の導入を提言しました。
県立横浜南養護学校で約1カ月にわたった実証実験では、利用した男児(12歳)や、お母様から好評を頂き、県教委は来年度から本格導入を決めました。
私も提言した一人として進捗を注視し、より良い学習環境を作れるように支援してまいります。
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