県政報告ひでしの「実績で勝負」㊳ 命守る災害訓練施設、本格活用へ 神奈川県議会議員 公明党 鈴木 ひでし
実現した実践的なディザスターシティ
東日本大震災から8年が経過しました。地震大国の日本では、こうした大きな被害をもたらす地震はどこでも起きる可能性があります。
2月26日、政府は最新の地震発生確率値を公表しました。神奈川県で甚大な被害が想定される相模トラフ沿いでのM8クラスの30年以内地震発生確率は0〜6%と算定されています。この数値は安心できるものではありません。
例えば、阪神淡路大震災の直前の確率は0・02〜8%、熊本地震は0〜0・9%でした。一見して確率が小さいように見えても、決して地震が発生しないということではないのです。
こうした災害から県民の皆さまの命を守るため、県議会で私が黒岩知事に提案して実現した、災害救助訓練施設「かながわ版ディザスターシティ」が、4月からいよいよ本格的に活用されます。
全国でも最大規模
神奈川県は、厚木市にある消防学校に全国最大規模の実践的消防訓練施設「かながわ版ディザスターシティ」を新設しました。
地震による倒壊家屋、台風や豪雨による土砂埋没家屋、水没車両など、自然災害現場を再現した施設では、消防救助隊の高度な訓練をはじめ、消防団や地域の自主防災組織などレベルに応じた訓練ができます。
昨年12月には、関東ブロック10都県の緊急消防援助隊の合同訓練の会場としてこの施設が活用され、実際の災害現場と同じような状況で救助活動が展開されました。
訓練に参加した東京消防庁の部隊からは「近年増加する土砂災害に対して実戦に即した救助訓練を同時に行うことができる素晴らしい訓練環境」との感想をいただくなど、全国に誇れる訓練施設となりました。
災害に強い「かながわ」を目指し
3月11日には、救出救助部隊の技術向上と関係機関の連携強化を図るため、警察、消防、自衛隊が参加した大震災対策合同訓練が実施されました。
そして4月からは、消防学校の教育課程で新訓練施設を利用した消防職員や消防団員の訓練が本格的にスタートします。
また、私が県に提案して実現した「県と県内24消防本部が一丸となって大規模災害の被災地を応援する仕組みである『かながわ消防』」の実動訓練、消防局や消防団の訓練でも活用されます。
地震や豪雨などの自然災害は、いつどこで起こるかわかりません。さらに近年は激甚化し、被害も多様化している状況です。地域の安全を守る消防職員や消防団員が新たな訓練施設を活用し、「災害に強いかながわ」を目指して取り組まれることを期待しています。
「いのちと生活を守る」をモットーに、安全・安心のまちの実現のため、全力で励んでまいります。
ペット避難対策も
今後は、ペット避難対策にも尽力していきます。
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