県政報告ひでしの「実績で勝負」㊵ 「動物愛護」の提案が実現 神奈川県議会議員 公明党 鈴木 ひでし
新たな時代、「令和」の幕が開けました。私自身も、県議会議員5期目のスタートとなり、改めて身の引き締まる気持ちです。皆さまから受けた熱い思いを力に、県民生活向上のため一層力を入れてまいります。
毎年800頭が収容
神奈川県の動物保護センターでは、平成25年度に保護した犬の殺処分ゼロを達成し、翌年度には猫についても殺処分ゼロを達成し現在に至るまで継続しています。
しかしながら、センターに収容される犬猫がいなくなったわけではなく、依然、毎年300頭を超える犬、500頭を超える猫が、新たに収容されています。
飼い主不明でセンターに収容される犬は、決して野犬などではなく、ほぼ100%飼い犬が逃げたり迷ったりしたものです。犬は、狂犬病予防法で鑑札や注射済票を付けることになっていますが、迷子になった場合、強い力が加わって鑑札等が破損したり、痩せてしまい首輪が外れてしまったりすることがあります。
災害時にも効果
そこで、私が勧めているのがマイクロチップです。マイクロチップは、迷子になっても確実に飼い主が分かる優れた方法であり、しかも、犬や猫への負担が少なく、破損したり、紛失したりすることがないため、迷子になってしまった場合はもとより、災害時に離ればなれになってしまった時などには、特に効果を発揮するといわれています。
そのため、一昨年度の県議会で、私から犬や猫へのマイクロチップの普及推進を県に提言したところ、県は昨年7月から飼い犬に対するマイクロチップの装着費用の補助を開始しました。(県の補助金は横浜市、川崎市、相模原市、横須賀市は対象外※横浜市は犬、猫に対してマイクロチップの補助金1500円を補助しています)
皆様も、この機会に是非、大切なペットにマイクロチップを装着しましょう。
なお、装着したら必ず飼い主情報などをAIPO(※1)に登録してください。登録していないと飼い主のもとに戻るための情報が分からないため、センターなどに保護されても返すことができなくなってしまいます。
民間力も活用
さらに、現在、神奈川県は老朽化した動物保護センターを、「動物を生かす施設」に転換するため建替え工事を進めており、この6月には「動物愛護センター」として完成予定です。私は、この新しいセンターをより魅力的な施設とするため、ネーミングライツパートナー制度の活用も併せて県に提案しました。
その結果、県は愛護を象徴する新センター内の部屋に対してネーミングライツパートナーを募集し、3つの部屋のパートナーと愛称が決まりました(詳細表参照)。
私はこうした民間の活力もぜひ有効に活用して、県の動物愛護の取組みの充実強化を図っていただきたいと思っています。
今後も、神奈川県が動物愛護の先進県として全国の牽引役となれるよう、様々な角度から活動していきたいと考えています。
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