鶴見区版 掲載号:2020年8月27日号 エリアトップへ

横浜市 ひとり親の食を支援 コロナ禍受け提供会

社会

掲載号:2020年8月27日号

  • LINE
  • hatena
食品を受け取る参加者
食品を受け取る参加者

 新型コロナウイルス感染症の影響で生活が困難なひとり親家庭を支援しようと、横浜市はフードバンク団体と連携して、食品を提供する取り組みを8月から始めた。来年3月まで市内各地で提供会を開いていく。

 同事業はコロナ禍に対応するため6月議会の補正予算に盛り込まれ、事業費は約1950万円。市内に暮らすひとり親世帯の人に、地区センターや地域ケアプラザで食品を提供する。申込制で、定員は1回60世帯を予定。8月は10カ所で行い9月以降は16カ所程度に増やし、月に約1000世帯を支援する想定だ。

 配る食品は、家庭で消費されない食べ物を募るフードバンク団体から提供された米や缶詰など約2〜3kgの予定。提供会に訪れることで、食品ロス削減に貢献できる仕組みになっている。「全てのひとり親世帯に届けられる数量ではないが、今まさに困っている人たちに活用してもらえれば」と市こども家庭課の職員。8月1日の第1回提供会を訪れた、港北区の50代女性は「食べ盛りの高校生が2人いるので助かる」と喜んでいた。

支援団体に切実な声

 2015年の国勢調査によれば、市内のひとり親世帯は約2万6400世帯で、母子家庭が約86%。17年の市調査では母子家庭の就業率は約86%と高く、パート・アルバイト、契約・派遣社員などの「非正規職員」が半数を占めた。

 「コロナの影響で収入が無くなり、とても困っているご家庭がある」と話すのは、就労や自立支援を行い、同事業を受託する(一財)横浜市母子寡婦福祉会(神奈川区)の常務理事の有村浩子さん。休校や緊急事態宣言に伴い、子どもが学校に通えなかったり、預かってもらえずに休職などを余儀なくされたケースがあるという。「明日食べる物が無い」という切実な声も寄せられた。

 同事業については「提供会が各区を回るため、近場で利用できる点が大きい」と説明。その一方で、福祉会のメールマガジン登録者は約3500人と、全てのひとり親世帯に知らせることが難しいという。市では福祉会のほか、ひとり親支援に関わる区の部署や支援団体と連携しながら、事業を周知していく考えだ。

鶴見区版のトップニュース最新6

年度内に8年ぶり改定へ

横浜特別自治市大綱

年度内に8年ぶり改定へ 社会

市、引き続き国へ要望

11月19日号

地域サイトを開設

横浜商大・鶴見区

地域サイトを開設 社会

情報発信、交流の場に

11月19日号

夏以降、増加傾向に

横浜市内自殺者

夏以降、増加傾向に 社会

市、若年層にネット活用

11月12日号

黒板アートで特別賞

聖ヨゼフ高生

黒板アートで特別賞 文化

初出場 想像の景色形に

11月12日号

飾り獅子が完成

潮田神社

飾り獅子が完成 文化

鎮座100年記念 県下最大級

11月5日号

防災備蓄庫、拠点内に増設

豊岡地区連合会

防災備蓄庫、拠点内に増設 社会

豊小が協力 補助金活用

11月5日号

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 11月5日0:00更新

  • 10月1日0:00更新

  • 9月3日0:00更新

鶴見区版のあっとほーむデスク一覧へ

最近よく読まれている記事

コラム一覧へ

鶴見区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2020年11月19日号

お問い合わせ

外部リンク