神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
鶴見区版 公開:2011年2月17日 エリアトップへ

地域全体で在宅ケアを 課題解決へネットワーク広がる

社会

公開:2011年2月17日

  • LINE
  • hatena
現状報告を聞き、課題などを共有した
現状報告を聞き、課題などを共有した

 多様なサービスや職種のある在宅医療・介護において、隔てなくつながりを持とうと設立された「つるみ在宅ケアネットワーク」の勉強会が、2月4日、鶴見駅西口の翠華楼で開かれた。3回目となる今回、新たに7事業所が加わり、鶴見大学歯学部担当者も出席するなど、ネットワークが広がりをみせている。

 同ネットワークは、区医師会が設立した鶴見メディカルセンターの在宅部門が企画。地域の大小の病院や診療所、訪問看護や介護の事業所などが集まり、鶴見区の在宅ケアを支えようと、昨年に発足した。

 今回の勉強会には、各事業所から医師や薬剤師、看護師、ケアマネジャーなど、異業種約100人が参加。「ネットワーク強化のために、まずは地域の病院のことを知ろう」と、区内の一般病院など6院の院長らが登壇し説明を行った。

課題を再認識

 各病院からは、「ベッドが空かずに救急車を断らざるを得ない状況がある」といった訴えがあがった。異業種や事業所同士の横のつながりが不足することで、入院から在宅ケアへのスムーズな移行が難しくなっていることや、それにより病床数が確保できない現状などが浮き彫りになった。

 また、「超高齢化社会を目前に控え、地域全体での備えが必要」という進言もあり、実際に「末吉地区では65歳以上人口が半数を占め、訪問看護師などの人手が足りていない」との報告もあった。

 参加者らは、地域の中核病院を軸に、一般病院とかかりつけ医、病院と看護・介護事業所など、多角的なつながりが重要になることを実感。鶴見メディカルセンターの鈴木高遠理事長は、「同業種の向上も含め、やはり顔の見える関係が大事。医療・介護において、切れ目のないサービスを提供したい」と話していた。
 

鶴見区版のトップニュース最新6

防災冊子を8年ぶり改訂

江ヶ崎町

防災冊子を8年ぶり改訂

ペット防災など新項目も

5月2日

DX対応でサイト新設

地域子育て支援拠点

DX対応でサイト新設

6月開始のアプリと連携も

5月2日

国土強靭化の先導事例に

市場西中町防災対策

国土強靭化の先導事例に

住民主体の取組みを評価

4月25日

謝金、倍額に引き上げ

特別支援教育支援員

謝金、倍額に引き上げ

ニーズ発掘し、人員確保へ

4月25日

初挑戦で金賞受賞

佃野町「楽匠」

初挑戦で金賞受賞

「からあげグランプリ」で

4月18日

障害者診療「限界近い」

横浜市歯科保健医療センター

障害者診療「限界近い」

二次機関拡充求める声も

4月18日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 7月14日0:00更新

  • 7月7日0:00更新

  • 4月7日0:00更新

鶴見区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

戦後の横浜 写真資料でたどるサイト

戦後の横浜 写真資料でたどるサイト

4月27日から都市発展記念館が公開

4月27日~5月31日

鶴見区版のイベント一覧へ

コラム一覧へ

鶴見区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月3日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook