横浜市生麦地域ケアプラザ=島田徹所長=がこのほど完成し、12月14日、同所で開所式が行われた。鶴見区内で8館目となる地域ケアプラザは、来年1月4日から一般利用が開始される。
地域ケアプラザは、地域の保健活動や福祉保健の相談・介護予防などを推進する施設。市は主に中学校区に整備を進めており、区内では4年前の鶴見中央ケアプラザに続き8館目となる。
生麦地区センターに隣接する形で建設された生麦地域ケアプラザは、2階建てで延べ床面積650平方メートル。2つの多目的ホールにボランティアルーム、地域ケアルーム、調理室がある。これまでのケアプラザには高齢者デイサービスがあったが、生麦には設置していない。これは近年、民間のデイサービスが増えたことから、市は今後開館するケアプラザには設置しないという方針によるもの。
包括支援など実施
運営は、鶴見中央と同じ社会福祉法人横浜YMCA福祉会。島田所長をはじめとする9人が勤務する。
開館後は、介護保険法で定められた地域住民の保健・福祉・医療の向上などを行う地域包括支援センターによる福祉保健の相談、貸し部屋などでの地域交流活動の手伝い、体力向上のためのプログラム、各種自主事業などを行っていく予定だ。
3年越しに完成
開所式には地域住民ら約百人が出席。運営する横浜YMCAの田口努理事長は、「鶴見中央で培ったものをより一層発揮できるように努力する。ともに生きる福祉社会の形成に寄与したい」と意気込みを語った。
また、地域を代表して集まる運営協議会の石川建治会長は、3年前に一度計画が頓挫した経緯に触れ、「やっとできたという感覚。今までは、生麦から鶴見中央に行っていた人もいた。命を育み、安らぎを与える場として運営できれば」と話した。
一般利用の開始は1月4日から。開館時間は、午前9時から午後9時まで(日曜祝日は午後5時まで)。休館は第2日曜日と年末年始(12月29日〜1月3日)。問合せは、生麦地域ケアプラザ【電話】510・3411へ。
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