神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
鶴見区版 公開:2013年1月24日 エリアトップへ

鶴見署管内 交通事故減少率が県内一 地域の啓発運動実を結ぶ

公開:2013年1月24日

  • LINE
  • hatena

 鶴見警察署(渡邉道雄署長)は、同署管内で昨年1年間に発生した人身交通事故概要と刑法犯認知件数をこのほどまとめた。それによると、交通事故の減少率は県内警察署の中でトップ。また、振り込め詐欺も一昨年に比べ半減した。犯罪事故の減少には地域参加型の啓発運動などが背景にあるようだ。

21%減を達成

 同署管内で2012年1月1日から12月31日までに発生した人身交通事故件数は、771件で前年比マイナス208件。率にするとマイナス21・2%で、11年のマイナス8%から大きく減少の幅を広げ、県内1位となった。

 同署によると、他署でも減少率を2割まで伸ばすことは難しく、ほとんどは1割いくかいかないかという。

安全教室で効果

 減少率が伸びた理由について同署は、地域住民と協力し、交通安全意識の向上に積極的に取り組んできた成果だと分析する。

 昨年同署では、地域参加型の交通安全教室やキャンペーンの実施回数をそれまでより大幅に増やした。

 例えば小学生対象の自転車教室は、これまで年に数校での実施だったが、昨年は全小学校で開いた。実際自転車関係の事故は、293件から196件に減り、全体の事故件数の中でも大きく減少した。

 地域での取り組みを強化してきたのは、区内の事故のほとんどは、住民同士の事故だからだ。そのため同署では、今後も区民から企画を集めるなどして、活動の定着を図っていくという。

刑法犯 振り込め詐欺が半減

 一方、昨年1年間の刑法犯認知件数は2069件で、前年より416件減少した。中でも減り方が顕著だったものの一つが振り込め詐欺。

 一昨年は41件だったが、昨年は20件にとどまり、ほぼ半減した。被害額についても、一昨年は約1億800万円に上り、県内ワースト3を記録したが、昨年度は約6540万円とマイナス約4260万円だった。

金融機関との連携密に

 この結果について同署は、地域での積極的な注意喚起と金融機関との連携が実を結んだのではないかと話す。同署は昨年から鶴見銀座商店街と協力し、商店街内に注意を呼びかける放送を流している。また、金融機関と連携して声かけ訓練などを継続。「最近では金融機関から訓練の依頼を受けることも多く、協力関係が深まってきた」という。「地域と連携してさらに件数を減らしていきたい」と同署は話している。
 

昨年7月の交通安全キャンペーンの様子
昨年7月の交通安全キャンペーンの様子

鶴見区版のトップニュース最新6

防災冊子を8年ぶり改訂

江ヶ崎町

防災冊子を8年ぶり改訂

ペット防災など新項目も

5月2日

DX対応でサイト新設

地域子育て支援拠点

DX対応でサイト新設

6月開始のアプリと連携も

5月2日

国土強靭化の先導事例に

市場西中町防災対策

国土強靭化の先導事例に

住民主体の取組みを評価

4月25日

謝金、倍額に引き上げ

特別支援教育支援員

謝金、倍額に引き上げ

ニーズ発掘し、人員確保へ

4月25日

初挑戦で金賞受賞

佃野町「楽匠」

初挑戦で金賞受賞

「からあげグランプリ」で

4月18日

障害者診療「限界近い」

横浜市歯科保健医療センター

障害者診療「限界近い」

二次機関拡充求める声も

4月18日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 7月14日0:00更新

  • 7月7日0:00更新

  • 4月7日0:00更新

鶴見区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

戦後の横浜 写真資料でたどるサイト

戦後の横浜 写真資料でたどるサイト

4月27日から都市発展記念館が公開

4月27日~5月31日

鶴見区版のイベント一覧へ

コラム一覧へ

鶴見区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月3日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook