神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
鶴見区版 公開:2013年12月19日 エリアトップへ

「復興桜」被災の寺院へ 總持寺で育苗 270本を発送

社会

公開:2013年12月19日

  • LINE
  • hatena
復興への願いを込め、丁寧に梱包する僧侶
復興への願いを込め、丁寧に梱包する僧侶

 東日本大震災の復興を願い、昨年7月に大本山總持寺の境内に植えられた江戸彼岸桜がこのほど、被災3県135の寺院へ贈られた。桜は、曹洞宗の二大本山である区内鶴見の總持寺と永平寺=福井県=が共同で進める「復興祈願桜プロジェクト」の中で育てられたもの。発送は今回が初めてとなる。

 プロジェクトは、復興支援のため、両本山が協力して実施。苗は、過去にも總持寺に同品種を植樹した日本さくらの会専門委員で、山形県在住の金田聖夫さんが提供したものだ。昨年7月、境内に370本が植えられ、僧侶らの手で育苗されていた。金田さんも月に1度、発育状況を確認しに訪れていたという。

 今回は、希望のあった福島県60、宮城県49、岩手県26の計135寺院に対し、一寺院あたり2本の270本が発送された。

 12月13日に行われた発送準備には、両本山の僧侶ら約80人が参加。この日の発送のため、「がんばろう東北」と書かれた箱も作られ、参加者は2m前後の苗を一本一本手作業で詰めた。また、梱包した桜を前に法要も行われ、被災地復興への願いを込めた。

 最初の発送を終えた總持寺の村田和元副監院老師は、「江戸彼岸桜は樹齢千年を超えるという。受け取った人たちの希望となって、ずっと咲いてくれたら」と話した。

 今後もプロジェクトは継続し、苗を追加して育てていく予定。今年は總持寺の境内で可憐な花をつけたという桜。来年の春には、被災地を華やかに彩る。

鶴見区版のトップニュース最新6

防災冊子を8年ぶり改訂

江ヶ崎町

防災冊子を8年ぶり改訂

ペット防災など新項目も

5月2日

DX対応でサイト新設

地域子育て支援拠点

DX対応でサイト新設

6月開始のアプリと連携も

5月2日

国土強靭化の先導事例に

市場西中町防災対策

国土強靭化の先導事例に

住民主体の取組みを評価

4月25日

謝金、倍額に引き上げ

特別支援教育支援員

謝金、倍額に引き上げ

ニーズ発掘し、人員確保へ

4月25日

初挑戦で金賞受賞

佃野町「楽匠」

初挑戦で金賞受賞

「からあげグランプリ」で

4月18日

障害者診療「限界近い」

横浜市歯科保健医療センター

障害者診療「限界近い」

二次機関拡充求める声も

4月18日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 7月14日0:00更新

  • 7月7日0:00更新

  • 4月7日0:00更新

鶴見区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

戦後の横浜 写真資料でたどるサイト

戦後の横浜 写真資料でたどるサイト

4月27日から都市発展記念館が公開

4月27日~5月31日

鶴見区版のイベント一覧へ

コラム一覧へ

鶴見区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月3日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook