神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
鶴見区版 公開:2014年10月16日 エリアトップへ

キリン横浜工場 「ビオトープの拠点を」 東芝と連携、スミレ移植

社会

公開:2014年10月16日

  • LINE
  • hatena
スミレを植える関係者ら
スミレを植える関係者ら

 キリンビール(株)横浜工場=生麦=のビオトープに10月9日、東芝テリー(株)=東京都=の敷地内で自生していたタチツボスミレが移植された。企業間で連携しての環境活動は、両者とも初の試み。関係者らは、同工場のビオトープが、近隣地域における生物多様性の拠点となることを期待している。

蝶のエサに

 タチツボスミレは、里山の土手や路傍に自生している、日本では最も一般的なスミレ。蝶の一種、ツマグロヒョウモンが羽化のために必要なエサとなっている。

 取り組みは、鶴見川流域で環境啓発などのボランティア活動を行っている、NPO法人鶴見川流域ネットワーキング(TRネット)が仲介。同団体の小林範和事務局長が東芝テリーを訪問した際に、敷地内で自生しているスミレを発見し、かねてから環境活動を協働で実施していたキリンに声掛けしたことで実現したという。

 7月には3者による生物多様性についての意見交換会を実施。小林事務局長は「ツマグロヒョウモンが卵を産める環境が確保されている場所は、キリン周辺ではそんなにない。キリンと近隣の公園で生物が行き来するようになれば、地域全体の生物多様性が生まれる」と効果を期待している。

地域環境の中核に

 キリンは2012年にビオトープを整備して以来、絶滅危惧種であるホトケドジョウの保護や、ビオトープの見学ツアーを実施するなど、生物多様性に貢献する活動を行ってきた。

 同工場広報担当の籠倉啓子さんは「朝起きたら蝶々が飛んでいるような光景を、当たり前にしていきたい。他企業のビオトープだけでなく、各家庭の自然環境とつながっていければ」と地域環境のネットワーク形成に意気込んでいる。

鶴見区版のトップニュース最新6

防災冊子を8年ぶり改訂

江ヶ崎町

防災冊子を8年ぶり改訂

ペット防災など新項目も

5月2日

DX対応でサイト新設

地域子育て支援拠点

DX対応でサイト新設

6月開始のアプリと連携も

5月2日

国土強靭化の先導事例に

市場西中町防災対策

国土強靭化の先導事例に

住民主体の取組みを評価

4月25日

謝金、倍額に引き上げ

特別支援教育支援員

謝金、倍額に引き上げ

ニーズ発掘し、人員確保へ

4月25日

初挑戦で金賞受賞

佃野町「楽匠」

初挑戦で金賞受賞

「からあげグランプリ」で

4月18日

障害者診療「限界近い」

横浜市歯科保健医療センター

障害者診療「限界近い」

二次機関拡充求める声も

4月18日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 7月14日0:00更新

  • 7月7日0:00更新

  • 4月7日0:00更新

鶴見区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

戦後の横浜 写真資料でたどるサイト

戦後の横浜 写真資料でたどるサイト

4月27日から都市発展記念館が公開

4月27日~5月31日

鶴見区版のイベント一覧へ

コラム一覧へ

鶴見区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月3日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook