区内卓球チーム「T・Tクラブ」(深澤広美代表)がこの9月、設立40周年を迎えた。現在区内で活動している中では最も古く、長らく鶴見の卓球界をリードしてきた同クラブ。9月19日には記念祝賀会を開き、関係者らで喜びを分かち合う。
現在27人が所属し、末吉地区センターなどを拠点に活動している同クラブ。平均年齢は64歳と高齢化が進んでいるが、区の団体戦で昨年4月まで10連覇を達成するなど、屈指の強豪チームでもある。一方で毎年、旅行やお楽しみ会を企画。メンバー同士の交流を活発に行ってきた。
豊岡小のママが結成
同クラブは1975年秋に、豊岡小学校PTAに所属する母親らによって立ち上げられた。当時は地区センターやスポーツセンターもまだ建てられておらず、「練習場の確保に苦労した」と、長年代表としてクラブを引っ張ってきた平井洵子さん(77)=人物風土記で紹介=は回顧する。
設立時にあった区内の卓球チームは一つも残っておらず、区内では最も長い歴史を誇る。区の卓球大会の運営を積極的に行うなど、長らく鶴見の卓球界を盛り上げてきた。
長寿の秘訣は「和」
長寿の秘訣は、チームの「和」にあるという。上級者同士練習するのではなく、分け隔てなく平等にラリーなどの練習を実施。加えて、一人に仕事が集中しないよう、役割分担を徹底するなど組織化も図っていった。節目を迎え代表の深澤さんは「先人に感謝。平井さんらが組織化して土台を作ってくれた」と語る。
高齢化により、近年は試合に出場する選手を集めるのも一苦労だという。それでも深澤さんは「卓球は生涯楽しめるスポーツ。けが無く50周年を迎えられるよう、一致団結して頑張りたい」と決意を新たにした。
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