入船公園=弁天町3=で愛犬を自由に放すことのできるドッグランがこのほど新設され、2月1日から利用可能となる。指定管理者が主導の取り組みとしては市内初。同公園管理事務所は現在、先着百頭まで利用登録を募集している。
同事務所とテニスコートの間に置かれたこのドッグラン。敷地内では愛犬のリードを外して遊ばせることができる。面積は約275平方メートルで、小型・中型犬合わせて10頭程度なら一度に受け入れが可能。木陰が多く、夏場でも涼しくなるよう配慮されている。
マナー向上へ
同公園にはかねてから犬の散歩に訪れる愛犬家が多くいたという。しかし、一部の飼い主がリードを外して散歩させていることもあり、マナー向上が課題となっていた。公園利用者の中には犬が苦手な人もおり、同事務所の桐山義志雄所長=人物風土記で紹介=は「愛犬家もそうでない人も一緒に遊べる公園にできないか」と、昨年5月に横浜市へ提案。「コミュニティの場となれば市としてもありがたい」との回答を得て、試験的に一年間設置する運びとなった。
「愛犬家の意見を聞きながら、できる範囲でいいものにしたい」と桐山所長は話しており、利用者の要望を取り入れながら二年目以降も設置を続けていくつもりだという。現在はまだ木のベンチと犬用トイレが置かれているだけだが、「平均台をはじめとした遊具も期間内に充実させたい」と意気込んでいる。
一足先にドッグランを体験した古澤隆さん(朝日町在住)は「公園内には犬が嫌いな人もいるから、こういう場はとてもいい」と、愛犬のはなちゃんがのびのび遊ぶ姿を見て喜んでいた。
利用時間は午前9時から日没まで(月曜休場。祝日の場合はその翌日休場)。登録証作成費は5百円で、一年間無料でドッグランを利用することができる。登録時に飼い主の身分証明、犬鑑札、狂犬病予防注射済票(一年以内)、3種以上混合ワクチン接種済票を持参。問合せは同事務所【電話】045・501・2343。
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