区内駒岡で歩行リハビリ特化型のデイサービス事業を展開する(株)リカバリータイムズ(石田輝樹代表取締役=人物風土記で紹介)が1月20日、子どもたちが気軽に集まり、食事をする場として全国的に広がりつつある「こども食堂」をオープンした。当面は月1回のペースで継続し、ニーズや反応を見て回数を増やしていくという。
こども食堂は、地域のボランティアら有志が、子どもたちに手作りの食事を無料や安価で提供する場。核家族の共働き家庭で、子どもが一人で食事をする「孤食」問題などを背景に、昨年ごろから全国的に広がりを見せている。
昨夏から準備
会場となるのは、同社が駒岡十字路交差点に構えるリカバリータイムズモア。「日中のデイサービスは午後4時まで。地域貢献として何かをやりたかった」と石田代表は説明する。
もともとコンビニエンスストアだった事業所にはキッチンが備えてあり、「ゆくゆくはサロンやカフェができたら」と設備を残してあった。そんな中、昨年夏ごろ、スタッフから食堂の話を聞き開店を決定。情報収集や食品衛生責任者の資格取得など、約半年間、準備を進めてきた。
楽しい食事の記憶を
第1回目となった食堂には、小学生10人が集まった。食事はカレーライス。会話も弾み、室内で自然とドッジボールや鬼ごっこも始まった。「安全で、騒いでも怒られない場所は必要だと感じた。みんなで食べるのが楽しいという記憶をもってもらえれば」と石田代表は話す。今後は、デイサービス利用者から、リハビリを兼ねてボランティアを募ったり、親子連れで来店してもらったりと、企画も検討しているという。
小学生対象で1食300円。定員1日10人ほど。当面は月1回開催予定で、時間は午後4時30分〜午後6時30分(冬季)。次回は、2月17日(水)を予定している。問合せははリカバリータイムズモア【電話】045・633・4931。
駒岡地区センも4月から
駒岡地区センターでも4月から、「駒岡丘の上こども食堂(仮称)」がスタート予定だ。現在、同センターではボランティアを募集している。
同センターでは、料理室の稼働率が低く、利用法が懸案となっていた。「税金で賄う公的施設。率を上げたい」と考えていた七田直樹館長が、昨年5月ごろ、食堂のことをニュースで見て開設を決めたという。
正式名称も含め運営詳細は、集まったボランティアと話し合いの上で設定する予定。ボランティアは年齢・性別等不問。問合せは同センター【電話】045・571・0035又は【メール】shichida@chikusenyokohama.jp。
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