市場中学校3年の畑秀明君が、10月1日から11日まで岩手県で行われた国民体育大会のボウリング少年男子個人で初優勝を果たした。小4からのめりこみ、独学で実力をつけ、今夏の中学生の全国大会でも優勝するなど頭角を見せている畑君。次なる目標は世界大会だ。
国体の少年男子個人は、都道府県大会、ブロック大会を勝ち進んだ中学3年から高校3年生が出場。全国から48人が集まった。
試合当初から「年齢差は関係ない。優勝を目ざす」と強気で臨んだ。その言葉通り、予選を1位で突破。自分の投球だけに集中し、堂々の優勝をつかみとった。「結果はうれしい。自信につながった」と喜びを語る。
ネット動画が教科書
ボウリングを始めたのは小学4年生。家族でたまたまボウリング場へ遊びに行ったことがきっかけだ。「初めての経験で、最初は全くピンを倒せなくて悔しかったけれど楽しかった」。以来、両親にボウリング場へ連れて行ってとねだり、毎週通うようになった。始めて3カ月後には、マイボウルも手に入れた。「誕生日プレゼントの前借りで買ってもらって本当にうれしかった」と振り返る。
練習は当時も今も独学で、ネット動画サイトの「YouTube」がテキスト代わり。「参考にするのはプロの外国人選手の投球動画。自分の投球もスマホで動画撮影して、きれいなフォームを研究する」
世界大会目ざす
両手投げで良いコースを一度見つければストライクを量産できるのが強み。これまで成績がふるわない時期もあったが中学3年の夏、全国を初めて制覇した。「技術的な精度も高くなり、メンタルも強くなった」。次の目標は、ユースの世界大会代表に入ることだ。「投げれば投げるほど楽しい。将来はプロを目指したい」
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