神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
鶴見区版 公開:2017年6月29日 エリアトップへ

横浜市 IoT活用に向け始動 社会的課題の解決めざす

社会

公開:2017年6月29日

  • LINE
  • hatena
キックオフイベントの様子
キックオフイベントの様子

 横浜市は今年度から、「IoT(アイオーティー)」などの最新技術を活用して高齢化などの課題解決や新産業創出をめざす「IoTオープンイノベーション・パートナーズ」(通称I・TOP(アイトップ)横浜)を立ち上げた。6月20日にはパシフィコ横浜で同事業のキックオフイベントが行われた。

新産業創出をねらう

 「IoT」とは、パソコンや携帯電話だけでなく、自動車や家電、建物など様々なモノがインターネットに接続される仕組み。これにより社会や産業全体の大きな変革が期待されている。

 市が立ち上げた「I・TOP横浜」では、市内外の企業や大学と連携しながらIoTをはじめ人工知能、ドローンなどの新技術を活用し、「高齢化」や「生産年齢人口の減少」など様々な課題の解決に取り組む。

 すでに110の団体が参画を表明。6月20日のキックオフイベントには関係者650人が出席し、市経済局が事業概要を示した。

 また6月22日には(株)NTTドコモとand factоry(株)とともに、家にIoT技術を組み込むことで一人暮らし高齢者の見守りなど居住者の生活をサポートする「未来の家プロジェクト」を開始することも発表している。

 IoTの導入は、製造業などの現場における人手不足にも有効とも考えられていることから、今後も企業に限らず広く参加団体を募り、新産業の創出を目指したいとしている。

ノウハウ不足が課題に

 一方でIoT導入には二の足を踏む企業も多い。同局が昨年9月、市内企業を対象に行ったアンケートによると、601社中「IoTを活用中(予定がある)」「関心がある」とした企業が75%。しかし導入に意欲的な企業の過半数が「専門性のある人材の不足」「ノウハウ不足」といった課題を抱えていることがわかった。これを受けて同局は今後、大学などと連携し、IoTに対応する人材育成の講座を実施していく。

 経済局の林琢己局長は「横浜市は文明開化以来、新進気鋭の精神が根付いていると思う。市内の様々な団体とともに技術革新を生み出し、持続可能な社会が作れるよう挑戦していきたい」と意気込みを話した。

鶴見区版のトップニュース最新6

防災冊子を8年ぶり改訂

江ヶ崎町

防災冊子を8年ぶり改訂

ペット防災など新項目も

5月2日

DX対応でサイト新設

地域子育て支援拠点

DX対応でサイト新設

6月開始のアプリと連携も

5月2日

国土強靭化の先導事例に

市場西中町防災対策

国土強靭化の先導事例に

住民主体の取組みを評価

4月25日

謝金、倍額に引き上げ

特別支援教育支援員

謝金、倍額に引き上げ

ニーズ発掘し、人員確保へ

4月25日

初挑戦で金賞受賞

佃野町「楽匠」

初挑戦で金賞受賞

「からあげグランプリ」で

4月18日

障害者診療「限界近い」

横浜市歯科保健医療センター

障害者診療「限界近い」

二次機関拡充求める声も

4月18日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 7月14日0:00更新

  • 7月7日0:00更新

  • 4月7日0:00更新

鶴見区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

戦後の横浜 写真資料でたどるサイト

戦後の横浜 写真資料でたどるサイト

4月27日から都市発展記念館が公開

4月27日~5月31日

鶴見区版のイベント一覧へ

コラム一覧へ

鶴見区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月3日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook