潮田中学校のマーチングバンド「YOKOHAMA Pacific Winds」が12月16日に埼玉県で行われた全国大会に出場し、金賞・最優秀賞を受賞。日本一の栄冠を手にした。55人以上、大編成の部での最優秀賞は初めて。
潮田中は10年連続で地区予選を勝ち抜き、全国大会に出場している。4年前に小編成の部(55人未満)で最優秀賞をとって以来、2回目の日本一となった。
今年のテーマは「Challenge your limit(限界に挑戦せよ)」。発表曲もテンポが速く、動きが複雑な難しい曲を選んだ。
大編成の部には11校が出場。一般的に人数の多い方が音に厚みが加わり、有利とされる。多い所で部員数約120人という学校がある中、潮田中は63人。音、動きの練習に加え、筋トレや外周などの体力作りまで一人ひとりがしっかりと音を出せるように訓練を重ね、7年連続で最優秀賞を受賞してきた学校を凌ぎ、日本一の栄冠を手にした。
顧問の片山達矢教諭は「あくまでもライバルは自分たち自身だった。自分たちの力を全力で表現した結果」と話した。
地域に支えられて
練習時に大きな音を出すことになるマーチングは地域の理解が必須。「地域に愛されるバンド」をモットーに「謙虚な姿勢」「感謝の気持ち」を大切に、地域の祭りなどにも数多く参加してきた。全国大会には近隣地域住民も駆け付けたという。
部長の滑川はなさんは「受賞して、改めてたくさんの方々が私たちを支えてくれていることを実感した。その支えがあったからこそここまで来ることができた」と周りのサポートに感謝した。
今後は1月6日の消防出初式に出演するほか、3月24日の定期演奏会では全国大会での演奏と演技を横浜文化体育館=中区=で披露する予定。
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