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鶴見区版 公開:2018年10月25日 エリアトップへ

キッチンてらお 社会参加の事例に選出 配食ボラ 内閣府から表彰

社会

公開:2018年10月25日

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手際よく料理をつめる作業の様子(左)と市から贈られた賞状と盾を持つメンバーら(右)
手際よく料理をつめる作業の様子(左)と市から贈られた賞状と盾を持つメンバーら(右)

 寺尾周辺の高齢者宅などに手作り弁当を届ける地域のボランティアグループ「キッチンてらお」が、全国に紹介できる社会参加活動事例として、内閣府から表彰を受けた。関係者らは「長年の地道な活動が認められて嬉しい」と喜びもひとしおだ。

 表彰は高齢期の生き方の参考として、全国へ紹介に値する社会参加活動事例を選出するもの。構成員が10人以上で、65歳以上が活動の中心となるグループが対象。

 選考は有識者が行い、今年は応募のあった全国64団体から44団体が選ばれた。今年度、県内では唯一の表彰となった。

 地域に根差した活動を継続しており、利用する高齢者の見守りも含めた地域福祉の推進に貢献していると評価された。

70人前後利用 見守り役も

 キッチンてらおは2002年に設立。自治会などの要望から、有志のボランティアが立ち上げた。

 現在メンバーは35人ほど。平均年齢は70代で80歳を超えるメンバーも活躍中。当初は20食分ほどだった利用数も、口コミなどで徐々に増加し、70食前後になっている。

 活動は毎週水曜日で、一食500円となる弁当の献立ては、一年間毎回変更。副代表の増田美根子さん=人物風土記で紹介=は、「なるべく旬のものを入れて、楽しんでもらえるようにしている」と話す。

 「『美味しかった』『届けてくれてありがとう』など、感謝の言葉が原動力」とやりがいを説明するのは、メンバーの久富久史さん。利用者へのアンケートも実施し、活動継続のためのモチベーション維持にも努める。

 利用者は一人暮らしも多く、週に一度、対面で配達することで見守りにもつなげている。顔色など、普段と様子が違う場合は、地域ケアプラザなどに報告。「夏の期間は5〜6回は連絡する」と久富さん。配食だけでなく、見守りの意識も高い。

 楽しさから長続きするメンバーが多い一方、課題は世代交代。「70歳でも若手」という中、継続のために若返りを図っていきたいとしている。
 

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