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鶴見区版 公開:2019年5月30日 エリアトップへ

幼児教育・保育無償化 市、夏までに詳細周知 コールセンター開設も

社会

公開:2019年5月30日

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 幼児教育・保育を10月から無償化する改正子ども・子育て支援法が5月10日、国会で成立した。無償化に伴う事務を担う横浜市は、実施に向けた準備を進めており、夏休みまでにはそれぞれの施設を通じて詳細を案内する予定。また、保護者の不安解消のため、今月末までに専用のコールセンターを開設して対応する。

送迎や食材費は対象外

 幼児教育・保育の無償化は、幼児教育の重要性に加え、子育てや教育の費用負担軽減を図る少子化対策の一環として実施される。

 3歳から5歳児では幼稚園や認可保育所、認定こども園で、全ての子どもの利用料を無償化する。ただし、通園送迎費、食材料費などは対象外となっている。

 また、「子ども・子育て支援新制度」に移行していない幼稚園の利用料は、月額2万5700円を上限に助成。なお、市内の幼稚園で同制度に移行していない園は約6割となっている。

 認可外保育施設等では、保育の必要性が認定された3歳から5歳児を対象に、月額3万7千円を上限に利用料を助成。私立幼稚園等での預かり保育事業も利用料を無償化する。

 0歳〜2歳児については市民税非課税世帯を対象に無償化。認可外保育施設等は同世帯を対象に月額4万2千円を上限に助成する。

 市の担当者は「年度の途中で6歳になる場合や、自分の子どもが通う幼稚園が新制度に移行しているかなど、分かりづらい部分もあると思う。夏休みまでには各施設を通じて案内したい」と説明する。また、市は5月末までに専用のコールセンターの開設を開設し、市のHPや広報などで案内していくとしている。

識者から懸念の声も

 国の検討会でも委員を務める「保育園を考える親の会」の普光院亜紀代表は「保護者にとっては待機児童の解消や、保育の質向上のための保育士の待遇改善のほうが切実。行政が各施設をしっかりチェックできるかなど課題も多い。無償化によって子どもたちの良質な保育、教育が阻害されることのないようにしなければ」と指摘した。

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