鶴見川河川敷の花壇を維持・管理する市民団体「リバーサイドガーデン・フラワーズ」ら区内1団体と1社が、6月13日、「第26回横浜環境活動賞」を受賞した。有志による日々の活動が評価されたリバーサイドのメンバーらは「励んできて良かった」と喜んでいる。
横浜環境活動賞は地域で様々な環境活動を積極的に行っている団体・企業・学校を横浜市が表彰する制度だ。1993年から毎年行われている。
26回目となる今回は、市民の部で5団体、企業の部で4社、児童・生徒・学生の部で3団体の全12者が受賞。鶴見区からは、市場地区自治会連合会の住民らから成る「リバーサイドガーデン・フラワーズ」が市民の部の実践賞、その技術で持続可能な社会に貢献している「東芝環境ソリューション(株)が企業の部で実践賞に輝いた。
30年以上前から
リバーサイドガーデンは、旧東海道の鶴見川橋付近、市場中そばにある河川敷に整備された花壇。始まりのきっかけは、ゴミの不法投棄だった。予防のために美しい景観を作ろうと、同連合会が30年以上前から整備を開始し、管理してきた。
同団体の発足は、5年ほど前。維持が滞りがちになってきた花壇を復活させようと結成された。連合会から派生したボランティア団体として活動を継続。春は菜の花、秋にはコスモスを植え、2年前の区制90周年の際に作られた「鶴見みどころ90」にも選定されるなど、季節ごとに美しい景観を保っている。
表彰は、市民による自発的な活動であることや、住民の憩いの場づくりとともに、不法投棄防止にも貢献していることなどが評価された。同団体メンバーは、「活動が認められて嬉しい。地域の散歩コースとしても愛されているので、今後もしっかり維持していければ」と話した。
企業の部実践賞の東芝環境ソリューション(株)は、東芝グループの企業。リユース・リサイクル技術と環境再生エンジニアリング技術を融合し、低炭素社会や持続可能な社会の実現に貢献している。サポートする企業への分別指導や、行政への届け出指導の実施なども評価された。
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