鶴見安全運転管理者会(山谷朋彦会長、以下安管)が1月21日、交通安全国民運動中央大会で、優良安全運転管理者協議会の表彰を受けた。同会は初の受賞で、手島勝男副会長が個人に対する交通栄誉章「緑十字銀章」に輝いた。「名誉なこと」と関係者らは喜ぶ。
安全運転管理者は、道交法により、一定数以上の自動車を保有する事業所などに設置が義務付けられているもの。管理者会は任意団体ながら、区内では201の企業・団体などが加盟している。
同会が表彰された交通安全国民運動中央大会は、(一財)全日本交通安全協会と警察庁が主催し、内閣府などが後援。交通安全の推進などを目的に、顕著な功績を残した個人や各地域の交通安全協会、安全運転管理者会を称えている。今年で60回目。
ニーズ集め啓発支援
鶴見安管は、1966年に発足。交通マナー向上や安全対策の推進を会員に促すほか、若年層の運転手が多い企業などには必要な教材や資料を提供するなど、ニーズに合わせた細かな支援も行っているという。
また、週に1度、広報紙として「つるあんNEWS」を発行。会員の98%が登録しているメーリングリストなどを活用して、交通安全啓発を率先している。
今回の受賞は、こうした独自の取り組みなども評価された。山谷会長は「地道な活動が認められた。会員一人ひとりの尽力のおかげ、感謝しかない」と話した。
当たり前重ね銀章
長年にわたり、交通安全活動に尽力した功績者を称える交通栄誉章・緑十字金章と銀章。県内では、8人に金章、38人に銀章が贈られた。
今年、区内で唯一受章した手島副会長は、勤務する(株)カワデン=江ケ崎町=の管理者として1999年に入会。4年後から理事を務める。
社内では、出発前の点検や修理などを徹底。「当たり前のことを積み重ねてきただけ」としたうえ、「身が引き締まる。社員は言われるのを嫌がるだろうが、しっかり指導していきたい」と決意を新たにした。
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