馬場花木園は先月25日、園内の植物の情報を伝えるための新しいツールとして二次元バーコード付き樹名板を10枚設置した。スマートフォンなどをかざすだけで情報が素早く入手でき、同園は「いま咲いていない花も画面上で楽しめる。ぜひ活用を」と話す。
二次元バーコード付き樹名板が付いているのは、ウコンザクラや、メグスリノキ、カラタネオガタマなど、園内にある特徴的な樹木10本。
二次元バーコードを手持ちのスマホなどで読み取ると、名前の由来、花言葉、樹木の特徴などの解説のほか、満開時の写真を見ることができる。
読み取り手軽に
園内の植物についての問い合わせも多く、園内の植物の情報発信を強化したいと思っていた同園。初めは、実在する風景にバーチャルの視覚情報を重ねる拡張現実(AR)を使った案も出ていた。しかし、ARを読み取るには、ソフトのダウンロードなど手間がかかることから、高齢者には使いづらいと判断。より手軽に読み取れる二次元バーコードの樹名板設置に至った。
来年度は、珍しい樹木を中心に、さらに10枚の二次元バーコード付き樹名板を設置する予定だという。
見頃の花、一目で
同園では1月から園のパンフレットとは別に、見頃の花を集めた小冊子「花便り」も発行し、管理棟に配架した。2カ月に一度、写真と花言葉、咲いている場所を紹介する。
河野真一園長=人物風土記で紹介=は、「コロナ禍で来園者も前年と比べ2倍以上増えている。情報発信の強化で、より公園を楽しんでもらえれば」と話した。
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