尺八と筝の調べ 「山びこ静山会」
海老名市文化会館でこのほど、尺八「山びこ静山会」(佐藤静山会主)による演奏会が行われた。
この日は同会のほかに大和東高校の生徒や海老名出身のプロ演奏家らによる筝の演奏、三絃や琵琶などが加わった和楽器のオーケストラグループの演奏も披露され、訪れたおよそ100人の来場者は、尺八を始めとした和楽器が奏でる幻想的な音色に魅了されていた。
なかでも今回特に会場を沸かせたのは、厚木市出身の目片英子さんが1977年に北朝鮮に拉致された横田めぐみさんの帰国を願って作詞作曲した「祈り」の演奏。この日会場に訪れた目片さんは、「2005年に、めぐみさんの安否を気遣う父、横田滋さんの姿をTVで観ていてもたってもいられず泣きながら曲を作った」と「祈り」が生まれたきっかけを話した。
演奏が始まると、歌詞カードを見ながらハンカチで目を押さえる姿が会場のあちこちで見られた。
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