「芹沢公園の地下に酒蔵を」。そんな夢の計画を座間市民のグループが2年半かけて研究し「図書館を使った調べる学習コンクール」で全国優秀賞・NHK賞に輝いた。2月27日にはオンラインで表彰式が行われた。
座間市東地区文化センターの事業である「あすなろ大学」。ここではシニアが興味のあるテーマを調べ、成果を発表し合っている。
学生の岩宮正治さん、五十嵐正夫さん、中川眞幸さん、中川清美さん、岡本忠則さん、成嶋ちえ子さん、小俣章太郎さん、安藤咲枝さんは、全員が酒好きで「名水地の座間になぜ酒蔵がないのか」と疑問をもった。そこで仮想計画をたてることにした。
高座海軍工廠があったことに着想を得て、文化センター近くの芹沢公園を地下4階まで掘り下げて酒蔵をつくり、座間産の酒米を醸す水には、地下水を利用する、日本酒「せりざわ」を生産する計画とした。
この計画を市のコンテストに応募したところ図書館長賞を受賞。さらに応募総数6万3538点の全国コンクールでは、最優秀に次ぐ優秀賞のひとつに選ばれた。
岩宮さんは「酒好きがツマミ話として調べていたことが評価され嬉しい」と喜びを語った。仲間の祝杯はコロナ禍でお預けだが、今後は「せりざわ」の味や経営方針も研究し、夢計画の完成度を高めたいという。
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