正月の松飾りやしめ縄、書初めなどを持ち寄り積み上げて燃やす正月の伝統行事「だんご焼き」が、市内各地で行われた=写真。
火にあたったり、焼いた団子などを食べればその1年間を健康ですごせるなどの言い伝えもあり、無病息災、五穀豊穣を祈る正月の風物詩。「左義長」や「どんど焼き」などと言われるが、海老名市周辺では俗に「セイトバレー」と呼ばれてきたという。
海老名むかしばなし第2集内の「繭玉づくりとだんご焼き」には、セイトバレーの様子が記されている。
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―――「だんごは『親玉』といって子どもの握りこぶしほどの大きさのものを3個作り、それを枝分かれしている木の先にさし準備しておく。このほか普通の丸いだんご、繭玉、里芋、鶏といろいろ型取る。歳神様用のだんごを刺す木は小枝がたくさんあるナラの木を用い、13日に神棚や仏壇などに供え繭や農作物の豊作を祈った。翌14日、道祖神の前に納めてあったお飾りや門松を積み立て、火を付ける。書初めが火炎に乗って燃えながら高く上がるほど習字の腕が上がるといって喜んだ。火が下火になるとだんごを焼き始め、焼きあがっただんごを交換し合って食べた」―――
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