東柏ケ谷に暮らす飛知和(ひちわ)利文さん(54)がこのほど、全日本剣道連盟主催の剣道八段審査会で合格した。八段は剣道界で最高位にあたり、17回目の挑戦で受有した。
合格率0・77%
剣道八段は「全日本剣道連盟」が定める段級位の最高位で毎回、合格率が1%前後の難試験。七段を受有してから10年以上修行をした46歳以上の人に受審資格が与えられる。1次、2次審査は4人1組の実践形式の試験で、立ち合いの強さだけでなく、品位や風格なども審査基準となる。
今回の審査には1667人が受けた中、合格者は13人のみで合格率は0.77%だった。
「やる事はやった」
飛知和さんは中学時代には神奈川県大会で優勝し、東海大相模に進学した。高校でも県代表として国体に2度出場。その後、東海大学で全日本学生選手権個人3位の成績を収めている。現在、海老名高校の教諭を務め、剣道部を指導するとともに自身の稽古を行う。部活動が終わってからも出稽古に通うほど、日々の研鑽を怠らない。
八段審査には受験資格を得た46歳から受け続け、今回は17回目の挑戦。恩師らの助言を受け「相手の隙を無心で、躊躇せず捨て身で打つ」を信念に、攻め勝つ心構えで臨んだ。すべての審査に無事通過し、合格者に自分の名前が上がると「やる事はすべてやったな」と感無量の面持ちになった。今後については「自分を出来ることをしっかりとやっていきます」と話していた。
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