親子で参加する宿泊型の防災体験イベントが10月24日、25日に大谷小学校の体育館で開催された。
この訓練は「いつ起きるか分からない大規模災害に備え、子どもたちに緊急時の状況を経験させたい」という思いから発案されたもの。企画や運営は国分寺台にある学童保育「Anchor」(アンカー)と、大谷北の学童保育「エレメンタリーガーデン」に通う子どもの父親らが中心に進められ、約50組の親子が参加した。
実践さながらの内容
イベントでは、振動装置が搭載された「起震車」に乗り、震度7の揺れを体験したほか、夕食には「アルファ米」と呼ばれる非常食が提供され=写真=、電力は緊急時用のソーラーパネルで発電したものを使用するなど、避難所さながらの生活で一夜を明かした。また、東日本大震災の被災地でボランティア活動をした市民によるスライドショーも上映され、防災への意識を高めていた。
参加児童の1人は「アルファ米は思ったより美味しかったけれど、この食事が毎日続くと飽きてしまうかもしれない」と感想を述べていた。イベントの代表を務める橋本頼明さんは、「子どもたちは楽しみながらも、いざという時の状況を肌で感じてくれたと思う。来年以降も続けられるようにしたい」と話していた。
|
|
<PR>
海老名・座間・綾瀬版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
|
|
<PR>