市内上今泉3丁目の個人邸宅内にある、樹齢百年余のヤマザクラが今月末〜5月初旬ごろに伐採されることが決まった。
この木は樹高約15m、幹周264mの高木。24年前には同邸宅内のケヤキ・スギ・タブノキ・カヤ・クスノキとともに、健全で美観に優れている樹木として市の自然緑地保存樹木に指定された名木だ。周辺地域の開発に伴い邸宅内のほかの保存樹木は伐採されたが、このヤマザクラが最後の1本として残されてきた。
今回伐採が決まった理由は、長い年月を経て木の内部の腐朽・空洞化が進んだことで枝折れの危険度が高まったため。出入りする植木屋から枝折れの可能性があるとの忠告を受けたヤマザクラの所有者は、昨年11月樹木医に診断を依頼。その結果、計測場所によっては90%超の腐朽・空洞率であることが判明した。
ヤマザクラの所有者は「これまで周囲を木々に覆われていたので、花が咲いていることに気がついたのは昨年のこと。今年のヤマザクラは本当にきれいでした」と話した。
伐採後は、木の枝を特別培養した土に挿し木することで、子孫を残せるよう試みる予定。
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