児童養護施設「成光学園」(座間市緑ケ丘・矢部雅文園長)は12月19日、年間を通じて野菜の寄付を受けた株式会社グリーンタウン興業(座間市栗原中央)の鈴野武会長(75)に感謝状を贈った。
鈴野さんはゴルフクラブなどを経営する傍ら、15年ほど前から、社会貢献と雇用機会創出を目的に野菜の栽培を開始した。当初は一般販売せずクラブの利用者に配っていたが、5年ほど前から生活に困っている人への支援を決意。第一歩として、様々な事情で保護者を失った児童などが暮らす同学園に寄付することになった。現在はおよそ3500坪の畑で5人のスタッフと年間を通じて露地野菜を育てている。
鈴野さんは週に一度のペースで野菜を寄付。収穫したままではなく、調理しやすいよう夫婦で泥を落としたり、外皮をむいたりしているという。
鈴野さんは「野菜を食べて、子どもたちに元気に成長してほしいと思って寄付している。今後も続けていきたい」と話した。鈴野さんはコロナ禍の生活困窮者にも心を痛めており、野菜の無償配布も計画している。
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