神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
鎌倉版 公開:2013年2月8日 エリアトップへ

県の藤沢土木事務所から2月6日にボランティア表彰を受けた谷際自治会の副会長を務める 横山 晴二さん 手広在住 77歳

公開:2013年2月8日

  • X
  • LINE
  • hatena

二人三脚で仕事も人生も

 ○…「家の真ん前だから、いつも気になるんだよね」とボランティア表彰された手広2丁目ポケットパークでの清掃について話す。元々河川だった同地が埋め立てられ公園となってから25年ほど。地元の谷際自治会の有志で毎月清掃を継続してきた。「自分たちの住んでいる場所だし当たり前のことなんだけどね。表彰されるなんてびっくりしたよ」と笑顔を見せた。

 ○…東京都出身。戦後就職するにあたって「一番給料が良かった」との理由で銀行員に。丁度高度経済成長期に当たり、仕事は過酷を極めた。「朝4時まで仕事をすることもあったなあ」と当時を振り返る。そんな折、同期の親友が過労で他界。「ショックだったと同時に、自分の身の危険も感じた」と30歳のころ退職を決意。妻の実家が金物店だった縁から商売に挑戦することに。「これからここが栄える」との妻の母の直観から、鎌倉に金物店の仮店舗を構えたのが1968年。宅地開発が行われていた時期で、近隣で仕事をする大工に重宝がられ、たちまち繁盛店に。「縁者の知恵を借りて品質にこだわったから、口コミでお客さんが広がっていったんだよ」とにんまり。74年に現在のところに住居兼店舗を構え、約30年間店を切り盛りした。

 ○…「仕事も子育ても、全て妻と一緒にやってきたんだ」と柔らかい笑みを浮かべる。「どちらかが病になる前に」と70歳を機に店を閉めたときには、常連客から「続けてくれなきゃ困る」と怒られたことも。「店が愛されてたのはうれしいけど、あの時は本当に参った」と苦笑い。息子も娘も独立し、現在は妻と2人暮らし。「全然違う性格だけど、二人三脚でやってきた妻は本当に掛け替えのない存在なんだ」と語った。

 ○…店の片づけが落ち着いたところで、昨年初めて自治町内会の副会長に就任。「忙しいのが続いていたから、今年こそは妻とゆっくり京都辺りに行きたいなあ」と話した。
 

鎌倉版の人物風土記最新6

杉内 重太さん

鎌倉湘南地区のコンソーシアムサポーターを務める

杉内 重太さん

西鎌倉在住 72歳

5月3日

杉内 重太さん

鎌倉湘南地区のコンソーシアムサポーターを務める

杉内 重太さん

西鎌倉在住 72歳

4月26日

斉藤 正朗さん

鎌倉商工会議所青年部の会長に就任した

斉藤 正朗さん

横浜市在住 44歳

4月26日

松原 駿吾さん

鎌倉青少年会館のリニューアル実行委員を務める

松原 駿吾さん

鎌倉学園高校 15歳

4月19日

尾林 功二さん

鎌倉市バスケットボール協会の会長に就任した

尾林 功二さん

山崎在住 53歳

4月12日

森 文男さん

鎌倉警察署長に就任した

森 文男さん

市内在住 59歳

4月5日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月22日0:00更新

  • 8月20日0:00更新

  • 7月16日0:00更新

鎌倉版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月5日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook