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鎌倉版 公開:2013年6月7日 エリアトップへ

6月8日からサーフィンの世界ジュニア選手権に出場する 小林直海(なおみ)さん 腰越在住 17歳

公開:2013年6月7日

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世界の荒波に挑む

 ○…世界中から18歳以下のサーファーが集い腕を競う「世界ジュニアサーフィンチャンピオンシップ2013」に日本代表チームの一員として出場する。舞台は中米のニカラグア共和国だ。今回で3回目の出場。初出場時は個人で40位、昨年は17位、日本チームとして歴代最高の4位に入るもメダルには手が届かなかった。「プレッシャーもあるけれど、落ち着いて普段通りに波乗りしたい。悔しい思いをしているので今年こそはみんなでメダルを持ち帰りたい」と意気込む。

 ○…「風向きや波の高さなど、自然に左右されることがサーフィンの難しさであり、楽しさ」と魅力を語る。巧みに板を走らせる軽快なレールワークが持ち味。大小問わず、波を的確にとらえ、切れ味鋭い「カットバック」で得点を重ねる。昨年は国内7大会の累計ポイントで、ジュニアの頂点に立った。試合での心構えは「勝敗をあまり意識せず、来た波に正々堂々真っ向から挑む」ことを大切にしている。

 ○…市市腰越で生まれ育つ。父と母、妹の4人家族。両親がサーファーで、幼い頃から遊び感覚でサーフィンを楽しんでいた。本格的に始めたのは小学校3年生の時。鵠沼で行われた大会に出場し、周りのレベルの高さにショックを受けたという。そこから日々、波乗りにのめり込み、今や世界を舞台に活動する選手となった。

 ○…夜は藤沢市内の定時制高校に通い、昼間は鵠沼や鎌倉周辺で波に乗る。気心の知れた仲間と良い波に乗っている時が「最高に楽しい瞬間」と頬を弛める。「今後はプロを目指す」ときっぱり。「サーフィンをどこまで突き詰められるか挑戦したい。将来は自分に憧れてサーフィンを始めてくれるような影響力のある選手になりたい」と抱負を語る。強豪ひしめく世界の”荒波”に立ち向かっていく。
 

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