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鎌倉版 公開:2013年7月19日 エリアトップへ

「鎌倉安東友好交流会」の会長を務める 山ノ井 和郎さん 台在住 75歳

公開:2013年7月19日

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交流深め真の理解へ

 ○…「パートナーシティ」という新たな繋がりを結ぶことになった鎌倉市と韓国・安東(アンドン)市。その実現を影で支えてきたのが「鎌倉安東友好交流会」の会員たちだ。現在は23日から鎌倉生涯学習センターで開催される「文化交流展」の準備に追われている。「これまでの交流の様子や安東の歴史・文化を韓国伝統の紙『韓紙』に印刷し紹介します。ぜひ多くの人に来てもらえれば」と呼びかける。

 ○…「幼い頃からなぜか朝鮮の友人が多かった」と笑う。生涯の伴侶に選んだのも韓国人のスーハンさん。留学のために来日していたところを見初めた。プロポーズの言葉は「親孝行したいからうちに来てほしい」。実家は北鎌倉の旧家ということもあり反対する人も多かったが「母だけは常に味方に立ってくれました」という。実際、母親とスーハンさんの関係は良好で周囲から「日本一仲の良い嫁姑」と羨ましがられたという。

 ○…湘南日韓親善協会など民間レベルでの交流を続けながら「鎌倉も韓国と友好都市を」と市に訴え続けてきた。そんななか候補に挙がったのが安東市。調べてみると新羅時代に栄えた古都であるなど、不思議なほど鎌倉と類似点が多いことがわかった。09年に「友好交流会」を発足。その年の秋には会員とともに安東市を訪れた。現地では市長以下大勢の市民による大歓迎を受け「感激しました」と振り返る。その後、安東の仮面劇を鎌倉に招いたり、両市の子どもによる写真展を開催したりといった交流を続けてきた。

 ○…「本当はもっと早く(提携が)実現すると思っていました」という。しかし政治・外交に翻弄されることも多く、そのたびに交渉は滞った。それでも提携を実現したいという信念が揺らぐことはなかった。「国同士は色々とあっても、民間の交流は絶やしてはいけない」ときっぱり。地道な交流こそがお互いの理解につながる―。その確かな一歩を鎌倉でしるすつもりだ。
 

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