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鎌倉版 公開:2014年5月9日 エリアトップへ

なでしこリーグを目指す女子サッカーチーム「横浜FCシーガルズ」のキャプテン 田中 景子さん 市内在住 27歳

公開:2014年5月9日

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原点から再びめざす頂点

 ○…Jリーグ横浜FC傘下の女子サッカーチーム「横浜FCシーガルズ」。関東2部リーグに昇格して迎えた今季初戦は8対0の大勝で好スタートを切った。それでも「内容には全然満足していません」と国内最高峰のなでしこリーグ昇格を見据えるキャプテンに慢心はない。

 ○…「いつも4つ年上の兄の背を追っていたせいか、男の子と遊ぶ機会の方が多かった」という少女時代。毎日公園でボールを蹴り、小学4年生になると仲間に誘われて地元のサッカークラブに入った。周りは男子ばかりでも、すぐにつかんだレギュラーの座。「そのころから『日本代表に入る』というイメージをもってやっていた」。中学、高校では女子サッカーの名門で同チームの前身でもある「横須賀シーガルズ」でプレーを続け、短期大学在学中にはU-20(20歳以下)日本代表に選出。順風満帆なサッカー人生を歩んだ。

 ○…社会人になって入団したのは福島県を本拠とする東京電力女子サッカー部「TEPCOマリーゼ」。練習環境は他クラブに比べて抜群で、午前中は原子力発電所で働き、午後はまるまる練習に費やすことができた。「引退後も社員として会社に残れる。これで安泰」。だが、東日本大震災で運命は一変。キャンプ中で宮崎にいたため難は逃れたが、慣れ親しんだ地域は津波に飲まれ、クラブもまもなく解散。サッカーをにわかに失った。

 ○…「脚立をもって電球交換もしています」。昨年移籍したシーガルズの運営法人の職員として、施設管理などあらゆる業務をこなす日々。毎日決まったグラウンドで練習できるのは大きな喜びの反面、シャワー設備がないなどかつての恵まれた環境に比べれば足りない部分も多い。「現状を受け入れていかないと」。サッカー人生の原点とも言えるクラブに戻り、改めてボールを蹴る喜びをかみしめながら、高みを目指して歩み始めている。

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