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鎌倉版 公開:2014年6月13日 エリアトップへ

鎌倉芸術館の「ランチタイムコンサート」に出演するソプラノ歌手 市原 愛さん 北鎌倉女子学園出身

公開:2014年6月13日

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「思い出の地で最高の歌を」

 ○…「鎌倉から世界へ羽ばたいた歌姫」が6月20日、満を持して鎌倉芸術館に登場する。「プロとなってからは初めての出演ですが、中学、高校時代に定期演奏会や発表会で何度も立った思い出のステージ。大切な時間を過ごした鎌倉で、友人やお世話になった人たちにいい演奏を披露できたら」と意気込む。

 ○…ピアニストを志して、音楽科のある北鎌倉女子学園に進んだ。転機は中学3年生の時。所属していた合唱部でオペレッタの主役を演じたところ、声楽専攻の教師だった児島百代さんに才能を見初められた。それから数カ月間、「あなたは声楽に進んだ方がいい」と口説かれ続けたが「最初はピアノでは見込みがないと言われたようでショックでした」と振り返る。しかし次第に気持ちは傾き高校は声楽専攻へ。「始めたからには一番になろう」と猛練習を重ねた。東京藝術大学を卒業後はドイツに渡り、当地の歌劇場でも高い評価を受けた。現在は日本を代表するソプラノの一人として、国内外を飛び回る生活を送っている。

 ○…「クラシック音楽の中でも声楽は『言葉が分からない』という理由だけで敷居が高く思われているのが残念」と言う。その魅力をより分かりやすく伝えようと、20日のコンサートでも作品の背景や歌詞についてのトークを交える予定。「まずは純粋な音楽として楽しんでほしい。興味が湧いて歌詞にも注目してもらえれば、さらに世界が広がるはず」と熱っぽく語る。

 ○…2010年に結婚し、昨年、女の子を出産した。「3、4時間おきに起こされるので大変」と苦笑しながら「想像していた以上に子どもは可愛く、愛おしい」と目じりを下げる。守るべき存在が増えたことは、仕事にも好影響を与えているようで「母が子を思う歌には、より感情を乗せることができるようになったと思う」と微笑む。公私ともに充実の時を迎えた歌姫の、今後の活躍に期待だ。

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