神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
鎌倉版 公開:2015年6月12日 エリアトップへ

小袋谷に事務局を置くNGO「ラブグリーンジャパン」の理事長を務める 相川 政夫さん ネパール在住 66歳

公開:2015年6月12日

  • X
  • LINE
  • hatena

「現場主義」でネパール支援

 ○…ネパールの農村を支援するNGOラブグリーンジャパンの理事長を務め、昨年5月から現地に駐在している。4月25日の大地震発生時は、学校での式典に参加中で「揺れの大きさから、これは大変なことになると直感した」。これまで培ったコネクションをフルに活かし、村人たちのニーズを把握。「畑や田んぼに被害が少なく、食料の心配はなかった。それよりも家屋が崩壊し雨季が迫るなか、早急にテントが必要とわかった」。現地スタッフとともに手配を進め、これまで約1300張りのテントを直接村人に届けた。

 ○…同団体の設立は1991年。当初は植林が主な活動だったが、その後農村の「生計向上」に主眼を置き、燃料確保のため木を伐採しなくてすむようバイオガス装置を設置したほか、有機農業の支援や学校の建設も行う。こうした活動が評価され、2010年からJICA草の根技術協力事業で4つの村を対象に開発プロジェクトを行っている。

 ○…静岡県出身。薬科大学進学を機に上京し、卒業後は製薬会社に就職した。しかし「何をしたか思い出せないような単調な日々」を過ごす中で、学生時代にアメリカ大陸を旅した思い出がよみがえった。2年で退職し、アジア、中東、アフリカ、ヨーロッパを2年半かけて巡った。「今考えると場当たり的だね」と笑いながら振り返るが、「やりたいことは何か」を常に自問自答していた。鍼灸師の資格を取得後、1986年に大船に治療院を構えた。結婚を経て子どもができた後も旅への思いは衰えず、家族4人で南米を回ったことが雑誌に取り上げられたこともある。

 ○…42歳の時、知人から森林減少にあえぐネパールの窮状を聞き、「腰を据えて活動しよう」と決意。同団体を設立した。現在は一時帰国中で、6月30日には再び現地に戻る予定だ。「今行っているのはあくまで緊急支援。これからが頑張り所です」と先を見据える。

鎌倉版の人物風土記最新6

杉内 重太さん

鎌倉湘南地区のコンソーシアムサポーターを務める

杉内 重太さん

西鎌倉在住 72歳

5月3日

杉内 重太さん

鎌倉湘南地区のコンソーシアムサポーターを務める

杉内 重太さん

西鎌倉在住 72歳

4月26日

斉藤 正朗さん

鎌倉商工会議所青年部の会長に就任した

斉藤 正朗さん

横浜市在住 44歳

4月26日

松原 駿吾さん

鎌倉青少年会館のリニューアル実行委員を務める

松原 駿吾さん

鎌倉学園高校 15歳

4月19日

尾林 功二さん

鎌倉市バスケットボール協会の会長に就任した

尾林 功二さん

山崎在住 53歳

4月12日

森 文男さん

鎌倉警察署長に就任した

森 文男さん

市内在住 59歳

4月5日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月22日0:00更新

  • 8月20日0:00更新

  • 7月16日0:00更新

鎌倉版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月7日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook