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鎌倉版 公開:2016年2月5日 エリアトップへ

親子向け情報サイト「かまくらっぷ」プロジェクトの代表を務める 中井 美緒さん 栄区在住 31歳

公開:2016年2月5日

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「育児を抱え込まないで」

 ○…「鎌倉には観光情報は溢れているのに、子育てに関する情報が少ないと感じていました」。そんな状況を変えようと、親子向けマップ型情報サイト「かまくらっぷ」の制作を行っている。現在はその資金調達やメンバー増強のため、毎月イベントを企画。今月末には入園・入学を控える親子向けのイベントを開催する。「ママ同士で悩みや情報を共有する場を作りつつ、そこでの売上げやカンパをもとに、充実したサイトを作ることができれば」と意気込みを語る。

 ○…栃木県出身。大学でデザインを学び、卒業後はシステムエンジニアとして働いた。結婚を機に2010年、横浜市栄区へ。「300m歩けば岡本なんです」と話すように、生活圏は鎌倉だ。自身も5歳の長女と3歳の長男を持つ母親。育児や家事に忙しいなか活動に力を入れるのには、「産後うつ」の苦い経験がある。

 ○…長女を妊娠した際、母親にがんが再発。働きながら看病もする生活を送り「とにかく母に子どもを見せたい、その一心でした」と振り返る。念願が叶い孫を見せることはできたが、その後大きな壁にあたった。「子を産むのに必死で、育てるための準備ができていなかった」。近くに頼れる家族や友人はおらず、「それまで楽しい街だった鎌倉が一変し、外出するとトイレや子連れOKな店を探しているうちに疲れ果てていた」という。徐々に余裕がなくなり、いつの間にか育児が「仕事」になっていたとも。「ただひたすらこなしていた。だから長女が赤ちゃんだった頃の写真がほとんど残っていません」。

 ○…転機となったのは「ママ友」との出会い。周りが子育てを楽しんでいる姿を見て、「子どもの成長は早い。後悔しないため、毎日を大事に生きようと決めました」。今では悩みや目標を共有できる仲間がいる。「自分と似た境遇にいるママは少なくないはず。そんな人たちの力になりたい」と笑顔で話した。

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