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鎌倉版 公開:2016年5月5日 エリアトップへ

第13回大船まつり実行委員長を務める 田子 祐司さん 大船在住 72歳

公開:2016年5月5日

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街を祭りを盛り上げる

 ○…5月15日(日)に開催される大船まつりの実行委員長を務める。5月の恒例行事として毎年多くの市民で賑わうこのイベント。昨年の来場者は8万5千人に達し、年々その規模が拡大している。「今年も『映画仮装パレード』があるほか、地元の飲食店がこれまで以上に参加してくれることになった。より地域に密着したこの祭りを多くの人に楽しんでほしい」と意気込みを語る。

 ○…大船生まれ大船育ち。大船中学校を卒業後、市内長谷の表具店に丁稚奉公したという生粋の職人だ。「ここら辺で修業にでたのは自分が最後では。江戸時代と同じで、親と店の間で承諾書が交わされていたんだよ」と笑いながら振り返る。当時は車もなく、道路も舗装されていない。サイドカーの付いた自転車で横須賀から大磯までのエリアを走り回ったそうだ。「馬入橋を渡るときに襖がもろに風を受けて進めなくなったのには苦労したね」と懐かしそうに話す。

 ○…28歳の時に自宅で独立。その後、今泉に店を構えた。修業時代に身に着けた技術に磨きをかけ、茶室などで重宝される「透かし襖」などを習得。技術と経験が認められ、県の技術学校で指導員を23年間務めたほか、2009年にはイギリス最古の博物館として知られるアシュモレアン博物館からの要請で現地に飛び、茶室作りに携わった経験を持つ。

 ○…街づくりやイベントに携わるきっかけとなったのは31歳の時に鎌倉青年会議所に加入し、同年代の仲間たちと出会ったことだった。以来、大船エリアを中心に、様々な街づくり組織で要職を歴任してきた。現在は妻と2人暮らしだが、6人の孫がいる「おじいちゃん」でもある。「仕事を続けられるうえに、みんなと協力してイベントに携われるのは幸せ。祭りを通じて、地域の人が改めて自分の街に関心を持つきっかけになれば嬉しいね」と笑顔で話した。

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