神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
鎌倉版 公開:2019年3月1日 エリアトップへ

藤沢市アートスペースで3月21日(木)まで開かれている企画展に作品を展示する 今村 洋平さん 材木座在住 40歳

公開:2019年3月1日

  • X
  • LINE
  • hatena

凹凸が生む独創的な世界

 ○…1960年代のアメリカでブームとなったシルクスクリーン版画。その技法をアレンジし、インクを堆積させ立体的にする独自の作品を発表し続けている。21日まで藤沢市内のギャラリーで開催されている企画展では、起伏に富んだ山や色彩豊かな幾何学模様を描いた17点が並ぶ。中には1年以上かけて約4800回も刷り重ねた作品も。「多くの人の目に留まり、込めた思いをキャッチしてもらえれば」

 ○…福岡県福岡市生まれ。「幼い頃から手先は器用な方。コツコツと作業するのが好きだった」。特に画家・山下清氏のTVドラマに影響を受けて、切り絵作りに没頭していたという。20歳で東京造形大学に合格。在学中は、直径数ミリのエアガン用の弾をひたすら均一に並べた縦横2mの作品を制作したことも。「ホビーショップで弾の在庫を全て買い占めた。同級生の中でもかなり浮いた存在だったと思う」と笑う。

 ○…大学の授業でTシャツプリントなどにも用いられるシルクスクリーンと出合う。一般的には数回しか刷らないが、何度もインクを重ねると凹凸が生まれることを発見。「インクの物質感に魅かれた。シンプルな技法だからこそ、緻密な表現ができる」と現在に至るスタイルを築いていった。「作品を見て『音楽を聞いているようだ』という方もいる。反応に驚かされることばかりですね」

 ○…10年前に鎌倉に移住。妻と息子、最近生まれたばかりだという娘と暮らす。「家族みんなの寝顔を見るのが楽しみ」と顔をほころばせる。現在は植木職人として働く傍ら、今夏開催される「あいちトリエンナーレ2019」に出品する新作を制作中。「作業に時間が掛かるのが難点。いつかチームを組んで大きな作品を作り、たくさんの人に感動を与えたい」

鎌倉版の人物風土記最新6

杉内 重太さん

鎌倉湘南地区のコンソーシアムサポーターを務める

杉内 重太さん

西鎌倉在住 72歳

5月3日

杉内 重太さん

鎌倉湘南地区のコンソーシアムサポーターを務める

杉内 重太さん

西鎌倉在住 72歳

4月26日

斉藤 正朗さん

鎌倉商工会議所青年部の会長に就任した

斉藤 正朗さん

横浜市在住 44歳

4月26日

松原 駿吾さん

鎌倉青少年会館のリニューアル実行委員を務める

松原 駿吾さん

鎌倉学園高校 15歳

4月19日

尾林 功二さん

鎌倉市バスケットボール協会の会長に就任した

尾林 功二さん

山崎在住 53歳

4月12日

森 文男さん

鎌倉警察署長に就任した

森 文男さん

市内在住 59歳

4月5日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月22日0:00更新

  • 8月20日0:00更新

  • 7月16日0:00更新

鎌倉版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月5日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook